出走各馬の追い切りを見て思ったのは、それぞれにいい動きをしているということ。ワールドエースはこれまで豪快さが目についていたが、今回のそれはどちらかといえば軽快さが印象に残った。長距離輸送や、ゲートなど課題がないわけではない。確かに危うさは感じるが、この馬の最大の魅力は恐ろしいまでの破壊力。前日にひと雨ありそうだが、レース当日には馬場も良くなりそうだ。良馬場なら末脚を使い切ると思う。
晴雨を問わないグランデッツァ。自在に動ける機敏さも。トリッキーな中山コースをクリアしているアドバンテージもある。前走時の仕上がりも良かったが、2走目の今回は更に上積みが見込める。最外の枠に入ったが頭数こそ違え、前走のスプリングSでも大外枠だったし、外が伸びる馬場に変化しつつあるのも好都合。
ディープブリランテの追い切りは折り合いがついていたこともあり、追い出されてからの反応が非常に良く見えた。メイショウカドマツとゼロスがともにハナを主張するような展開だとその直後で進めるこの馬には願ってもないこと。スムーズなら勝ち切れる能力の持ち主である。共同通信杯勝ち以来になるゴールドシップも好仕上がり。前走はチグハグなレースで力を出し切れなかったアダムスピークの反撃にも要注意。
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