牝馬クラシック第二弾・オークスへ向けたトライアル競走のフローラＳ。桜花賞から中１週となってからは桜花賞組の出走が極めて少なくなり、牝馬二冠目でのＧ１初出走・初制覇を目指す馬が多く集う一戦だ。近年では、10年の優勝馬・サンテミリオンが、桜花賞馬・アパパネと同着でオークスを制覇。また、07年のベッラレイア（オークス２着）、13年のデニムアンドルビー（同３着）がオークスで１番人気に推されるなど、本番へ向けて注目の欠かせないレースとなっている。大波乱となった桜花賞の後を受けた今年のフローラＳはどんな結果が待っているのか、過去の傾向を見てみよう。

　古馬のトップマイラーが集結し、毎年レベルの高いレースが繰り広げられているマイラーズＣ。11年までは阪神競馬場の芝1600ｍで行われていたが、12年から舞台を京都競馬場に移して行われている。最近10年では、05年の３着馬アサクサデンエンが安田記念を制したのをはじめ、06年２着のダンスインザムードや11年４着のアパパネが、ヴィクトリアマイルを優勝するなど、このレースをステップにマイルのＧ１で結果を残す馬が多い。昨年はワールドエースが約２年ぶりとなる復活の勝利を遂げた。今年はどんなレースになるだろうか。過去のデータからレースの傾向を検証する。

　04年に牝馬路線の拡充を目的に創設された福島牝馬ステークス。06年にヴィクトリアマイルが創設されたため、その前哨戦という位置づけになった。14年から優勝馬にはヴィクトリアマイルの優先出走権が与えられている。これまでのこのレース出走馬のヴィクトリアマイルの成績は、09年の優勝馬ブラボーデイジーが２着、13年の２着馬マイネイサベルが３着に好走している。ローカルで行われる牝馬限定のＧ３なので、荒れる気配が漂う福島牝馬ステークス。データからはどんな傾向が導き出されるだろうか。過去のデータからレースの傾向を検証する。