サマースプリントシリーズの最終戦となるセントウルＳ。以前はＧ１まで間がある時期のＧ３競走だったが、00年にスプリンターズＳが現在の時期に繰り上げられてからは、その前哨戦として重要な一戦へと変貌。同年のダイタクヤマトを皮切りに、ビリーヴやデュランダル、ロードカナロアなどがこのレースをステップに、スプリンターズＳを制している。また、06年からはサマー2000シリーズの最終戦に指定されるとともに、Ｇ２へと格上げ。以来、シリーズチャンピオン８頭のうち６頭（１着は５頭）が、このレースでポイントを加算して王座に就いている。そんなセントウルＳの過去の傾向を見てみよう。

　夏のローカル開催が終わり、例年は中央場所に戻って秋の中山開催の開幕を告げる重賞レース、京成杯ＡＨ。だが今年は中山競馬場が改修工事を行うため、先週に引き続き新潟競馬場での開催となる。Ｇ３のハンデ戦という条件や、秋のマイル王決定戦・マイルＣＳを狙う馬が出走、サマーマイルシリーズの最終第３戦としても行われるため、陣営によっての思惑が異なり、難解なレースとなりそうだ。昨年はエクセラントカーヴが快勝した。今年はどの馬が勝つか。過去10年のデータから傾向を探ってみる。