２歳馬による女王決定戦・阪神ＪＦ。91年に牝馬限定戦となった当初から、ニシノフラワー、ヒシアマゾン、メジロドーベルといった、後にもＧ１も制することになる名牝が優勝。また、外回りの1600ｍになった06年から09年まではウオッカ、トールポピー、ブエナビスタ、そしてアパパネと、４年連続で翌年のクラシックホースが、ここで２歳女王のタイトルを手にした。近３年の優勝馬は故障などもあってその後のＧ１で結果が出ていないが、今年は10月までの２歳重賞をすべて牝馬が優勝するという２歳牝馬豊作の年。ハイレベルの一戦を制して２歳女王の座に就けば、クラシックにも大きく前進することになりそうだ。そんな阪神ＪＦの、過去の傾向を見てみよう。

　これまで秋シーズンの初めの９月に阪神競馬場の芝2000ｍで行われ、同じ距離の天皇賞（秋）を目標にしている馬がステップレースとして出走していた朝日チャレンジカップ。近年ではタップダンスシチー（02年）、スズカマンボ（04年）、ドリームジャーニーなどのＧ１馬が勝利している。昨年からは開催時期を12月に移し、距離1800ｍで争われている。そこで、昨年のデータと、一昨年までこの時期の阪神競馬場の芝1800ｍで開催されていた鳴尾記念の06年以降のデータから、レースの傾向を探る。

　ダートの短距離重賞を充実させるために、08年度に新設された重賞競走。中山競馬場のダート1200ｍを舞台に争われる。これまで1月に行われていたガーネットＳが12月に移行され、レース名をカペラＳに変更した。過去５回の勝ち馬は08年からビクトリーテツニー、ミリオンディスク、セイクリムズン、ケイアイガーベラ、そしてシルクフォーチュン。今年はどの馬が勝利するだろうか。過去５回のデータからレースの傾向を導く。