３歳馬の頂点を決する「競馬の祭典」日本ダービー。すべてのホースマンにとっての目標となるこの大一番は、今年で区切りの第80回を迎える。３歳馬にとっては皐月賞に続く三冠への第二関門。過去10年では、ネオユニヴァース、ディープインパクト、メイショウサムソン、オルフェーヴルの４頭が二冠を達成し、このうちディープインパクトとオルフェーヴルは秋の菊花賞で三冠馬に輝いた。今年は２歳王者のロゴタイプが皐月賞を制したが、グレード制導入後、朝日杯と皐月賞の双方を勝った馬はミホノブルボンとナリタブライアンの２頭で、いずれも日本ダービーも連勝している。ロゴタイプも偉大な先輩に続けるのか、それとも新たな王者が誕生するのか。過去10年の傾向を見てみよう。

　今年で127回目を迎える伝統のハンデ戦、目黒記念が東京競馬場の芝2500ｍを舞台に行われる。日本ダービーと同じ日の最終レースに開催され、毎年注目を集めている。春の天皇賞に出走した長距離が得意な実績馬、宝塚記念のステップレースとして挑む馬、条件戦を勝って勢いに乗る新鋭、軽ハンデを武器に大駆けを狙う穴馬など、毎年バラエティに富んだメンバーが出走して、見応え十分のレースが繰り広げられている。今年はどんなレースになるのか？　過去10年のデータからレースの傾向を探っていく。