1949年に牡牝混合の「阪神３歳Ｓ」として創設。91年に牝馬限定の「阪神３歳牝馬」となり、馬齢表記が変更された01年より現在のレース名で行われているこのレース。通算では64回目だが、２歳女王決定戦としては今年で22回目。また、06年に新設された阪神芝外回りコースが使用され、過去10年では旧コースが05年までの４回、新コースが６回となる。
　過去の優勝馬には、ニシノフラワーやヒシアマゾン、メジロドーベルなど後の活躍馬も多数。特に外回りコース変更後は、ウオッカやブエナビスタ、そしてアパパネといった競馬史に残る名牝が、ここでＧ１初制覇を飾っている。今年はどんな馬が勝利を手にするのか、過去の傾向を探ってみたい。

　これまで秋シーズンの初めに阪神競馬場の芝2000ｍで行われ、同じ距離の天皇賞（秋）を視野にいれている馬が数多く出走していた朝日チャレンジカップ。近年ではタップダンスシチー（02年）、スズカマンボ（04年）、ドリームジャーニーなどのＧ１馬が勝利している。今年からは開催時期を12月に移し、距離1800ｍで争われる。そこで、これまでこの時期の阪神競馬場の芝1800ｍで開催されていた鳴尾記念の06年以降のデータから、レースの傾向を探る。

　ダートの短距離重賞を充実させるために、08年度に新設された重賞競走で、中山競馬場のダート1200ｍを舞台に争われる。これまで1月に行われていたガーネットＳが、12月に前倒しになり、レース名をカペラＳに変更された。過去４回の勝ち馬はビクトリーテツニー（08年）、ミリオンディスク（09年）、セイクリムズン（10年）、ケイアイガーベラ（11年）。今年はどの馬が勝利するだろうか。過去４回のデータからレースの傾向を導く。