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第49回 弥生賞(G2)

3月4日(日) 中山競馬場 芝2000m

 皐月賞と同じ中山芝2000mで行われるトライアル競走・弥生賞。本番までの間隔もゆったりしており、桜花賞に向けたチューリップ賞と同様に、この春のクラシックで有力と目される馬が多数出走するレースだ。過去の優勝馬にはミスターシービー、シンボリルドルフ、そしてディープインパクトといった三冠馬の名前が見られるほか、一昨年はヴィクトワールピサがこのレースと皐月賞を連勝。また、そのヴィクトワールピサが後にドバイワールドCを制したほか、09年の日本ダービーを優勝したロジユニヴァースなど、皐月賞はもちろん、その後の大レースで活躍する馬も数多い。
 一方、クラシック出走には賞金が足りない馬にとっては、3着以内に入って優先出走権を確保したい一戦になる。間隔を詰めれば若葉Sや毎日杯などでもうワンチャンスを狙えるだけに、強敵相手を承知の上で駒を進める素質馬もあり、実績馬との力比較は馬券検討の上でもポイントになってくる。そんな弥生賞の過去10年の傾向を見てみよう。
2011年3月弥生賞(G2)

写真:競馬ブック

Check1人気馬強し 2~3着には伏兵も

 過去10年、1番人気が【6.1.0.3】と安定した成績。2番人気も【3.2.2.3】で、1~2番人気が計9勝。そしてともに複勝率は70.0%を記録している。ただ、注意したいのは1、2番人気馬の1、2着は過去10年で2回しかない点。1番人気は02~04年に連対を外しているが、その3年間は2番人気が連対。その後、1番人気が7年連続で連対している間は、2番人気の連対は2頭にとどまっているのだ。人気別成績だけを見ると1-2番人気決着も多そうに思えるが、実際はそれほどではないのだ
 また、2~3着には5~7番人気あたりがよく食い込んでいる。出走頭数が落ち着く年が多いためやや手を出しづらいゾーンになるが、この5~7番人気はあわせて【0.4.8.18】。特に3連複、3連単では無視できない。

【人気別成績(過去10年)】
人気 成績 勝率 連対率 複勝率
1 6-1-0-3 60.0% 70.0% 70.0%
2 3-2-2-3 30.0% 50.0% 70.0%
3 0-2-0-8 0.0% 20.0% 20.0%
4 1-1-0-8 10.0% 20.0% 20.0%
5 0-1-2-7 0.0% 10.0% 30.0%
6 0-2-1-7 0.0% 20.0% 30.0%
7 0-1-5-4 0.0% 10.0% 60.0%
8~ 0-0-0-46 0.0% 0.0% 0.0%
【1~2番人気の着順推移】
人気 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11
1番人気 5 6 5 1 1 1 2 1 1 1
2番人気 2 1 1 3 4 3 1 8 2 11

Check2出走頭数が多い方が平穏に?

 Check1でも触れたように、落ち着いた出走頭数になる年が多く、過去10年のうち7回は10~11頭に収まっている。ただ、1-2番人気馬決着だった08年と10年は16頭、13頭と、このレースとしては出走頭数が多い年。さらに14頭が出走した07年も、1番人気が1着、2番人気が3着と、人気上位2頭がともに馬券圏内を確保している。
 逆に、出走頭数が10~11頭だった7回のうち、1、2番人気双方が馬券に絡んだのは05年の1回だけ。出走頭数が少ないからといって人気馬で絞ると外れる危険が高く、逆に頭数が多いからと手広く構えると、当たっても大して儲からない可能性がある。

【出走頭数と主な配当、1~3着人気】
02 03 04 05 06 07 08 09 10 11
頭数 11 11 10 10 10 14 16 10 13 11
馬連 2490 3100 1090 350 3620 1170 970 1930 400 2220
3連複 19620 6930 280 17160 1720 5070 8620 2010 3780
3連単 810 66970 6650 23340 26930 5050 18840
1着人気 4 2 2 1 1 1 2 1 1 1
2着人気 2 4 3 3 6 6 1 5 2 7
3着人気 7 7 6 2 5 2 7 7 7 5

Check3前走G3組で巻き返せるのは京都のG3出走馬

 前走クラス別で好走が多いのはG3出走馬で、好走馬の半数にあたる10連対、3着以内15頭を占める。そのレースは京成杯やラジオNIKKEI杯2歳Sなどさまざまだが、前走着順に特徴がある。G3組なら基本的には前走3着以内が好走の条件で、好走馬15頭中11頭(うち10頭は連対)が該当している。そして、前走4着以下だった4頭の前走を見ると、きさらぎ賞3頭にシンザン記念1頭。ともに京都のG3出走馬だ

【前走G3出走の好走馬(過去10年)】
馬名 人気 着順 前走
レース
前走
人気
前走
着順
02 ローマンエンパイア 2 2 京成杯 1 1
03 コスモインペリアル 7 3 京成杯 8 3
04 コスモバルク 2 1 たんぱ杯 4 1
05 アドマイヤジャパン 3 2 京成杯 1 1
06 アドマイヤムーン 1 1 共同通信杯 2 1
グロリアスウィーク 6 2 きさらぎ賞 6 4
ディープエアー 5 3 きさらぎ賞 5 6
07 アドマイヤオーラ 1 1 シンザン記念 3 1
08 マイネルチャールズ 2 1 京成杯 1 1
ブラックシェル 1 2 きさらぎ賞 1 7
タケミカヅチ 7 3 共同通信杯 5 2
09 ロジユニヴァース 1 1 NIKKEI杯 2 1
モエレエキスパート 7 3 シンザン記念 3 10
10 ヴィクトワールピサ 1 1 NIKKEI杯 1 1
11 デボネア 5 3 京成杯 8 2

Check4朝日杯組なら連対馬か凡走1回馬

 前走クラスではG3組の好走が多いが、前走レース別ではG1・朝日杯組が【3.2.3.5】複勝率61.5%の安定感で、他を一歩リードしている。その朝日杯組の好走馬8頭のうち、5頭は朝日杯の連対馬。そして3頭は4着以下だったが、この3頭に共通するのは全成績で4着以下だったのか、その朝日杯1回だけという点だ。昨年の優勝馬・サダムパテックもデビューから2→1→1着ときて、朝日杯4着からここでは巻き返した。逆に、朝日杯で連対さえしていれば、エイシンチャンプやエイシンアポロンのように、それ以前に着外が2回あっても好走は可能だ。

【前走朝日杯組の好走馬(過去10年)】
馬名 人気 着順 朝日杯
人気
朝日杯
着順
全成績
02 バランスオブゲーム 4 1 4 4 【2.0.0.1】
03 エイシンチャンプ 2 1 8 1 【3.4.0.2】
04 メイショウボーラー 3 2 1 2 【4.1.0.0】
メテオバースト 6 3 3 6 【2.0.0.1】
05 マイネルレコルト 2 3 2 1 【4.0.0.1】
07 ドリームジャーニー 2 3 2 1 【3.0.1.0】
10 エイシンアポロン 2 2 2 2 【2.2.0.2】
11 サダムパテック 1 1 1 4 【2.1.0.1】

Check4馬体重は変動があった方が良い!?

 馬体重増減を見ると、ほぼ変動がない±3キロの出走が多いが、連対率はわずか5.7%という不振。-4~9キロが【6.5.2.24】と連対馬の半数以上を占めるなど、増えるにせよ減るにせよ、4キロ以上の増減があった馬のほうが好走確率は高くなっている。特にここ3年は、09年がプラス10キロのモエレエキスパート(3着)、10年はマイナス10キロのダイワファルコン(3着)、そして昨年はプラス10キロのサダムパテック(1着)と、3年連続で2桁増減馬が馬券圏内に絡んでいる

【馬体重増減別成績(過去10年)】
増減 成績 勝率 連対率 複勝率
+15kg~+19kg 0-0-0-1 0.0% 0.0% 0.0%
+10kg~+14kg 1-0-1-1 33.3% 33.3% 66.7%
+4kg~+9kg 1-3-1-13 5.6% 22.2% 27.8%
-3kg~+3kg 2-1-5-45 3.8% 5.7% 15.1%
-9kg~-4kg 6-5-2-24 16.2% 29.7% 35.1%
-14kg~-10kg 0-1-1-1 0.0% 33.3% 66.7%
-19kg~-15kg 0-0-0-0 0.0% 0.0% 0.0%
-20kg以下 0-0-0-1 0.0% 0.0% 0.0%

第19回 チューリップ賞(G3)

3月3日(土)阪神競馬場 芝1600m

 桜花賞トライアル・チューリップ賞。格付けこそG3だが、本番と同コース・同距離で行われるため、本番でも有力と目される馬の出走が非常に多い。過去10年では、スティルインラブ、ダイワスカーレット、ブエナビスタ、そしてアパパネがこのレースをステップに桜花賞を制し、さらに牝馬二冠以上を達成。先々を占う意味でも注目される一戦だ。ただ、上記の4頭のうち3頭はこのレースでは2着に敗退。桜花賞まで一カ月半ほどあり、あくまで「トライアル」という側面も持ったレースになっている。そんなチューリップ賞の過去の傾向を振り返ってみよう。
2011年3月チューリップ賞(G3)

写真:競馬ブック

Check11番人気が抜群の安定感

 過去10年、1番人気が【4.4.0.2】と安定しており、外回りコースの新設、移行後の5年では【3.2.0.0】と連対を外していない。この1番人気馬の前走を見ると、好走した8頭に共通するのは、前走オープン・重賞で1~3番人気に推され、3着以内に入っていたこと。特に、8頭中7頭が前走1着、同じく7頭が2番人気以内である。対して、馬券圏外に敗れた1番人気馬2頭は、1頭が前走500万条件、1頭が阪神JF8番人気だった。
 1番人気が安定しているため、2番人気以下はあまり目立たないが、2番人気も【1.2.3.4】複勝率60.0%と上々の成績。また、優勝馬10頭中9頭は5番人気以内から出ている。

【人気別成績(過去10年)】
人気 成績 勝率 連対率 複勝率 過去5年
1 4-4-0-2 40.0% 80.0% 80.0% 3-2-0-0
2 1-2-3-4 10.0% 30.0% 60.0% 0-2-1-2
3 1-1-1-7 10.0% 20.0% 30.0% 0-0-0-5
4 1-0-0-9 10.0% 10.0% 10.0% 0-0-0-5
5 2-0-1-7 20.0% 20.0% 30.0% 1-0-1-3
6 0-1-1-8 0.0% 10.0% 20.0% 0-0-1-4
7 0-2-0-8 0.0% 20.0% 20.0% 0-1-0-4
8 0-0-2-8 0.0% 0.0% 20.0% 0-0-2-3
9 1-0-0-9 10.0% 10.0% 10.0% 1-0-0-4
10 0-0-1-9 0.0% 0.0% 10.0% 0-0-0-5
11~ 0-0-1-50 0.0% 0.0% 2.0% 0-0-0-23
【1番人気馬の成績と前走(過去10年)】
馬名 着順 前走 前走
人気
前走
着順
02 オースミコスモ 2 阪神JF 2 3
03 スティルインラブ 2 紅梅S 2 1
04 スイープトウショウ 1 紅梅S 1 1
05 ディアデラノビア 7 白梅賞 1 1
06 テイエムプリキュア 4 阪神JF 8 1
07 ウオッカ 1 エルフィンS 1 1
08 トールポピー 2 阪神JF 3 1
09 ブエナビスタ 1 阪神JF 1 1
10 アパパネ 2 阪神JF 2 1
11 レーヴディソール 1 阪神JF 1 1

Check2差し馬優勢、逃げ馬にも注目だが……

 外回りへのコース変更後、競馬道GT8の脚質分類では「差し」が【3.2.4.28】と好走馬の過半数を占める。また「逃げ」も5年で【1.2.0.2】と3頭が馬券に絡んで連対率60.0%。長い直線を意識してかスローペースになりがちで、前残りには注意したい。2~3番手あたりの「先行」は【0.1.0.13】と今ひとつのため、どの馬がハナを奪うのか、その見極めが重要だ。好走した逃げ馬3頭は、着外1回以下と底を見せていないことが共通点になっている。ただ、このレースで逃げた馬5頭は、いずれも前走では逃げておらず、確実に逃げそうな馬を見つけ出すのは難しい可能性がある。その場合は、好走馬数の多い差し馬から入るのが無難だ。

【脚質別成績(過去5年)】
脚質 成績 勝率 連対率 複勝率
逃げ 1-2-0-2 20.0% 60.0% 60.0%
先行 0-1-0-13 0.0% 7.1% 7.1%
差し 3-2-4-28 8.1% 13.5% 24.3%
追込 1-0-1-15 5.9% 5.9% 11.8%
【逃げた馬の成績(過去5年)】
馬名 人気 着順 今回通過順 前走通過順 全成績
07 ダイワスカーレット 2 2 2-1-1 4-3-3 【2.1.0.0】
08 エアパスカル 5 1 3-1-1 7-7-9 【1.3.0.1】
09 サクラミモザ 7 2 1-1-1 2-2-1 【2.0.0.0】
10 ストレンジラブ 12 6 1-1-1 9-9-10 【1.1.1.2】
11 タガノラヴキセキ 4 4 1-1-1 5-8-7 【1.0.1.3】

Check3阪神JF出走馬の逆転はない

 阪神JF出走馬が毎年1頭以上は連対しており、昨年は1、2着を独占。同コース・同距離で行われるためか、阪神JFでの成績が直結しやすい傾向だ。過去5年の阪神JF出走馬(直行馬以外も含む)では、阪神JF最先着馬がこのレースでも最上位になるなど、このレースで馬券圏内に絡んだ馬で、阪神JFの順位を逆転した例はない

【阪神JF出走馬の成績(過去5年)】
馬名 人気 着順 阪神JF
人気
阪神JF
着順
07 ウオッカ 1 1 4 1
ローブデコルテ 3 5 6 4
バクシンヒロイン 7 13 17 13
08 トールポピー 1 2 3 1
オディール 2 3 1 4
ヤマカツオーキッド 9 5 15 12
09 ブエナビスタ 1 1 1 1
イナズマアマリリス 6 8 8 5
ジェルミナル 3 5 2 6
10 アパパネ 1 2 2 1
ベストクルーズ 4 9 6 3
11 レーヴディソール 1 1 1 1
ライステラス 2 2 8 3
タガノラヴキセキ 4 4 14 7
ハピシン 10 9 16 16

Check44~6枠優勢、なぜか不振の前走内枠

 外回りコースの過去5年の枠番別成績では、勝ち馬5頭すべて4~6枠で、合計【5.2.1.21】連対率24.1%の好成績。1~3枠は【0.1.3.20】同4.2%、7~8枠も【0.2.1.17】同10.0%にとどまる。また、前走で外枠だった馬の好走が多く、連対馬はすべて前走6~8枠。前走4~5枠は3着各1回、前走1~3枠だった馬は1頭も好走していない

【好走馬の枠番、前走枠番(過去5年)】
馬名 人気 着順 前枠
07 6 11 ウオッカ 1 1 8
4 7 ダイワスカーレット 2 2 7
1 2 レインダンス 5 3 6
08 5 10 エアパスカル 5 1 6
1 2 トールポピー 1 2 7
8 15 オディール 2 3 6
09 4 5 ブエナビスタ 1 1 7
5 7 サクラミモザ 7 2 6
1 1 ルージュバンブー 8 3 5
10 6 12 ショウリュウムーン 9 1 7
8 16 アパパネ 1 2 8
2 4 エーシンリターンズ 8 3 4
11 6 8 レーヴディソール 1 1 6
7 10 ライステラス 2 2 8
5 5 メデタシ 6 3 7

第7回 オーシャンステークス(G3)

3月3日(土) 中山競馬場 芝1200m

 オープン特別として行われてきたオーシャンS。06年からG3の重賞に格上げされ、上半期の短距離王決定戦である高松宮記念のステップレースとなった。一昨年と昨年に高松宮記念を連覇したキンシャサノキセキは、このレースで1、2着と好走していた。第1回から第5回までは3連単が10万を超える波乱となったが、第6回の昨年は3、2、1番人気という堅い決着となった。そんなオーシャンSの過去6年のデータを検証する。
2011年3月オーシャンC(G3)

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Check3基本的に荒れると考えてよい

 1番人気は【1.0.2.3】で複勝率50%とまずまずだが、2~5番人気が不振で上位人気は信頼できない。2桁人気が過去6年で4回も馬券に絡んでおり、荒れる傾向にある06、08年は3連単が100万オーバーの大波乱になっており、穴馬に警戒が必要だ。

【人気別成績(過去6年)】
人気 成績 勝率 連対率 複勝率
1 1-0-2-3 16.7% 16.7% 50.0%
2 1-1-0-4 16.7% 33.3% 33.3%
3 2-0-0-4 33.3% 33.3% 33.3%
4 0-0-0-6 0.0% 0.0% 0.0%
5 0-0-1-5 0.0% 0.0% 16.7%
6 0-2-1-3 0.0% 33.3% 50.0%
7 1-1-0-4 16.7% 33.3% 33.3%
8 0-0-1-5 0.0% 0.0% 16.7%
9 0-0-0-6 0.0% 0.0% 0.0%
10~ 1-2-1-38 2.4% 7.1% 9.5%

Check2阪神カップ好走組が買い

 前走で最も出走馬が多いのは、約1カ月前に行われるスプリント重賞のシルクロードS組だが、【0.4.1.39】で連対率がわずか9.1%しかなく、あまり信用できない。好走確率が高いのは、阪神カップ組で【1.1.1.3】。好走した3頭は、阪神カップで連対している。意外なところでは、ダート1400mのオープン特別のすばるS組が【1.0.1.1】と好成績を残している。

【主な前走のレース別成績(過去6年)】
前走レース名 成績 勝率 連対率 複勝率
阪神カップ 1-1-1-3 16.7% 33.3% 50.0%
すばるS 1-0-1-1 33.3% 33.3% 66.7%
京阪杯 1-0-0-4 20.0% 20.0% 20.0%
山城S(1600万下) 1-0-0-2 33.3% 33.3% 33.3%
スワンS 1-0-0-1 50.0% 50.0% 50.0%
韓国馬事会杯(1600万下) 1-0-0-0 100.0% 100.0% 100.0%
シルクロードS 0-4-1-39 0.0% 9.1% 11.4%
スプリンターズS 0-1-0-1 0.0% 50.0% 50.0%
バレンタインS 0-0-2-2 0.0% 0.0% 50.0%
CBC賞 0-0-1-2 0.0% 0.0% 33.3%

Check357キロは不振

 別定戦のオーシャンSの負担重量は56キロを基本として、牝馬は2キロ減、重賞を勝っていると負担重量が重くなる。58キロ以上は【2.1.1.1.】と安定しているが、57キロは【0.0.1.21】と不振。中途半端に実績があり、斤量が若干重くなる馬は苦戦する傾向にある。

【斤量別のレース別成績(過去6年)】
斤量 成績 勝率 連対率 複勝率
54kg 0-1-0-11 0.0% 8.3% 8.3%
55kg 0-1-0-4 0.0% 20.0% 20.0%
56kg 4-3-4-41 7.7% 13.5% 21.2%
57kg 0-0-1-21 0.0% 0.0% 4.5%
58kg 2-0-1-1 50.0% 50.0% 75.0%
59kg 0-1-0-0 0.0% 100.0% 100.0%

Check4重い馬が好走する

 過去6年の勝ち馬の馬体重は500キロ以上が5頭で、残りの1頭は494キロ。馬体重の重い馬が結果を残している。500キロ以上がトータルで【5.3.4.29】で複勝率が29.3%と高い。一方、460~499キロの軽くもなく重くもない馬体重は【1.1.2.44】で複勝率8.3%と散々な結果になっている。

【斤量別のレース別成績(過去6年)】
馬体重 成績 勝率 連対率 複勝率
420~439kg 0-0-0-2 0.0% 0.0% 0.0%
440~459kg 0-2-0-3 0.0% 40.0% 40.0%
460~479kg 0-1-1-22 0.0% 4.2% 8.3%
480~499kg 1-0-1-22 4.2% 4.2% 8.3%
500~519kg 3-3-1-15 13.6% 27.3% 31.8%
520~539kg 2-0-2-8 16.7% 16.7% 33.3%
540~ 0-0-1-6 0.0% 0.0% 14.3%

第48回 中日新聞杯(G3)

3月4日(日) 中京競馬場 芝2000m

 これまで何度も条件が変更されてきた中日新聞杯。06年以降は中京競馬場の芝2000mのハンデ戦として12月に行われていた。今年からは中京競馬場がリニューアルされたのを機に、開催時期が3月に移行される。3月に中京競馬場で開催される芝2000mのハンデ戦といえば、昨年までは中京記念に該当する。そこで、中京記念の過去10年のデータを検証する
2011年12月中日新聞杯(G3)

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Check3上位人気が軒並み不振

 1番人気は【0.1.1.8】と不振。それ以外の上位人気もあまり成績がよくない。2桁人気が【2.2.6.60】で10頭が馬券に絡んでおり、1年に平均1頭は馬券圏内に来る計算となる。3連単は最近5年すべて20万以上のビッグ配当になっており、波乱必至!

【人気別成績(過去10年)】
人気 成績 勝率 連対率 複勝率
1 0-1-1-8 0.0% 10.0% 20.0%
2 2-1-1-6 20.0% 30.0% 40.0%
3 1-1-0-8 10.0% 20.0% 20.0%
4 3-2-1-4 30.0% 50.0% 60.0%
5 1-0-0-9 10.0% 10.0% 10.0%
6 1-0-0-9 10.0% 10.0% 10.0%
7 0-0-1-9 0.0% 0.0% 10.0%
8 0-2-0-8 0.0% 20.0% 20.0%
9 0-1-0-9 0.0% 10.0% 10.0%
10~ 2-2-6-60 2.9% 5.7% 14.3%

Check2京都記念、小倉大賞典大敗組が狙い目

 1600万下、京都記念、小倉大賞典の3つが、出走馬と好走馬を多く輩出している。京都記念組で馬券に絡んだ5頭は、いずれも前走で掲示板に載っておらず、大敗から巻き返している小倉大賞典組も好走馬9頭中8頭が前走4着以下だった。それに対して、1600万下組は4頭中3頭が前走勝利している。

【主な前走のレース別成績(過去10年)】
前走レース名 成績 勝率 連対率 複勝率
1600万下 3-1-0-18 13.6% 18.2% 18.2%
京都記念 2-4-0-13 10.5% 31.6% 31.6%
小倉大賞典 2-3-4-37 4.3% 10.9% 19.6%
中日新聞杯 1-1-1-0 33.3% 66.7% 100.0%
白富士S 1-0-2-11 7.1% 7.1% 21.4%
中山記念 1-0-0-7 12.5% 12.5% 12.5%
菊花賞 0-1-0-0 0.0% 100.0% 100.0%
京都牝馬S 0-0-1-3 0.0% 0.0% 25.0%
洛陽S 0-0-1-2 0.0% 0.0% 33.3%
バレンタインS 0-0-1-1 0.0% 0.0% 50.0%
東京新聞杯 0-0-0-5 0.0% 0.0% 0.0%
ダイヤモンドS 0-0-0-5 0.0% 0.0% 0.0%
アメリカJCC 0-0-0-4 0.0% 0.0% 0.0%

Check3ハンデが軽すぎるのはダメ

 ローカルのG3ハンデ戦で大荒れ傾向にあるこのレース。そうすると軽ハンデ馬が激走するというのが相場だが、どうも違うようだ。52キロ以下の軽ハンデは【0.0.1.17】とほぼ全滅。実績がなさすぎるのはダメなようだ。好走確率が高いのは【1.4.2.16】の57キロと、【3.1.2.16】の53キロ。数は少ないが57.5キロも【1.0.1.2】と健闘している。

【斤量別成績(過去10年)】
斤量 成績 勝率 連対率 複勝率
50kg 0-0-0-4 0.0% 0.0% 0.0%
51kg 0-0-0-6 0.0% 0.0% 0.0%
52kg 0-0-1-7 0.0% 0.0% 12.5%
53kg 3-1-2-16 13.6% 18.2% 27.3%
54kg 2-2-1-30 5.7% 11.4% 14.3%
55kg 1-1-1-23 3.8% 7.7% 11.5%
56kg 2-1-2-22 7.4% 11.1% 18.5%
57kg 1-4-2-16 4.3% 21.7% 30.4%
57.5kg 1-0-1-2 25.0% 25.0% 50.0%
58kg 0-1-0-3 0.0% 25.0% 25.0%
58.5kg 0-0-0-1 0.0% 0.0% 0.0%

Check4関東の高齢馬が波乱を演出

 年齢別の成績では、高齢馬が健闘している。とくに関東所属の7歳以上が【1.1.2.11】で複勝率26.7%と高い数字を残している。馬券に絡んだ4頭の人気は11、12、4、8で波乱を演出している。関西馬なら4歳が安定しており、【4.2.1.17】と好走馬を多く送り出している。なお牝馬は【0.0.1.16】で苦戦傾向にある。

【年齢別成績(過去10年)】
東西 年齢 成績 勝率 連対率 複勝率
関東馬 4歳 0-0-0-9 0.0% 0.0% 0.0%
5歳 0-0-2-5 0.0% 0.0% 28.6%
6歳 0-1-0-9 0.0% 10.0% 10.0%
7歳以上 1-1-2-11 6.7% 13.3% 26.7%
関西馬 4歳 4-2-1-17 16.7% 25.0% 29.2%
5歳 2-3-1-22 7.1% 17.9% 21.4%
6歳 1-1-2-27 3.2% 6.5% 12.9%
7歳以上 2-2-2-30 5.6% 11.1% 16.7%