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第28回 マイルチャンピオンシップ(G1)

11月20日(日) 京都競馬場 芝1600m

 1984年に創設された秋のマイル王決定戦。天皇賞(秋)の距離短縮や、安田記念のG1格付けなど、中~短距離馬の活躍の場を広げる番組改革の一環として創設された。以降、第1回、2回を連覇したニホンピロウイナーを筆頭に、ダイタクヘリオスやタイキシャトル、デュランダル、そしてダイワメジャーと、歴史に名を残す名マイラーがこのレースを連覇。ほかにもニッポーテイオーやオグリキャップ、アグネスデジタル、そして一昨年のカンパニーなど、複数のG1を制した名馬も数多く優勝馬に名を連ねている。果たして今年はどんな名馬が栄冠を勝ち得るのか。過去の傾向を振り返ってみたい。
2010年11月マイルCS(G1)

写真:競馬ブック

  ジャック・ル・マロワ賞とコロネーションSのマイルG1を制したフランスの3歳牝馬、イモータルヴァースが来日。先週のエリザベス女王杯に続き、外国馬が勝利するのか。
  朝日CCを勝ち、重賞初制覇を成し遂げたミッキードリーム。毎日王冠では勝ったダークシャドウと差のない3着と健闘。マイルが初めてだが、意外と合っていそう。
  スワンSでは強い勝ち方をしたリディル。充実の4歳秋を迎えて、一気に頂点まで駆け上がる可能性が十分。
  フィフスペトルは京成杯オータムHで重賞初制覇を達成。3歳時には朝日杯FSで2着するなど、マイル適性は抜群だけに、侮れない。
  桜花賞馬のマルセリーナは、オークス、ローズS、秋華賞では距離が長かった。得意のマイルで2つめのビッグタイトルを獲得する可能性は十分。
  サプレザは3年連続の参戦。昨年4着、一昨年は3着。今年も好走する可能性が高い。
  史上初となる3歳で安田記念を制したリアルインパクト、マイルG1を2勝している3歳馬グランプリボス、連覇を狙うエーシンフォワードなどにも注目。

【マイルチャンピオンシップの出走予定馬】
競馬道 馬 名 性齢 斤量 騎手
  アプリコットフィズ 牝4 55.0 田中勝
イモータルヴァース 牝3 54.0 スミヨ
  エーシンフォワード 牡6 57.0 岩 田
  エイシンアポロン 牡4 57.0 池 添
  オセアニアボス 牡6 57.0 石橋脩
  キョウワジャンヌ 牝3 54.0 飯 田
  クレバートウショウ 牡5 57.0 武 豊
  グランプリボス 牡3 56.0 Mデム
  コパノオーシャンズ 牝7 55.0
  ゴールスキー 牡4 57.0 ○ ○
  サプレザ 牝6 55.0 ルメー
  シルポート 牡6 57.0
  スピリタス セ6 57.0 ○ ○
  スマイルジャック 牡6 57.0 三 浦
  ダノンヨーヨー 牡5 57.0 北村友
フィフスペトル 牡5 57.0 横山典
  ブリッツェン 牡5 57.0 柴田善
  マイネイサベル 牝3 54.0 ○ ○
マルセリーナ 牝3 54.0 安藤勝
ミッキードリーム 牡4 57.0 和田竜
  ライブコンサート セ7 57.0 川 田
  リアルインパクト 牡3 56.0 福 永
リディル 牡4 57.0 小牧太
  レインボーペガサス 牡6 57.0 メンデ
 

Check1上位人気が安定も、2桁人気に注意

 創設から94年まで11年連続で1番人気馬が連対していたレース。その後、一時は不安定な時期もあったが、近5年の1番人気は再び5連続連対と安定。また、過去10年を見ても上位人気は総じて好成績で、連対馬20頭中17頭は5番人気以内が占めている。
 ただ、注意したいのは2桁人気の穴馬。まったく好走馬が出ない時期と、立て続けに好走する時期が繰り返し訪れており、近年では04年~07年が【0.0.0.33】だったのに対し、08年以降は【1.1.1.24】。08年ファイングレイン10番人気3着、09年マイネルファルケ14番人気2着、そして昨年はエーシンフォワード13番人気1着と、3年連続で好走中だ。そろそろ来なくなる時期とも考えられるが、当たれば大きいだけに、好走が途切れるまでは押さえておくのが得策だろう。

【人気別成績(過去10年)】
人気 成績 勝率 連対率 複勝率
1 4-2-0-4 40.0% 60.0% 60.0%
2 0-2-2-6 0.0% 20.0% 40.0%
3 1-2-0-7 10.0% 30.0% 30.0%
4 2-3-0-5 20.0% 50.0% 50.0%
5 1-0-2-7 10.0% 10.0% 30.0%
6 0-0-1-9 0.0% 0.0% 10.0%
7 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0%
8 0-0-1-9 0.0% 0.0% 10.0%
9 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0%
10 0-0-3-7 0.0% 0.0% 30.0%
11~ 2-1-1-73 2.6% 3.9% 5.2%
【2桁人気馬の成績(93年以降)】
成績 勝率 連対率 複勝率
93~96 0-1-2-26 0.0% 3.4% 10.3%
97~99 0-0-0-22 0.0% 0.0% 0.0%
00~03 2-0-4-30 5.6% 5.6% 16.7%
04~07 0-0-0-33 0.0% 0.0% 0.0%
08~10 1-1-1-24 3.7% 7.4% 11.1%

Check24歳中心、6歳以上なら1着候補に

 年齢別では4歳の牡・セン馬が【3.5.2.22】で連対率25.0%と一歩抜けた成績。5歳の牡・セン馬は連対率11.9%と差があるが、3着以内の好走馬数は4歳牡セン馬が10頭、5歳牡セン馬が9頭とほぼ互角だ。6歳以上は牝馬に好走がなく、牡・セン馬の好走馬も3頭のみ。ただ、その3頭はいずれも1着。6歳以上のベテランを買うなら、馬単や3連単の1着候補として狙うくらいが良い。

【年齢別成績(過去10年)】
性別 年齢 成績 勝率 連対率 複勝率
牡・セン馬 3歳 0-0-2-28 0.0% 0.0% 6.7%
4歳 3-5-2-22 9.4% 25.0% 31.3%
5歳 3-2-4-33 7.1% 11.9% 21.4%
6歳 2-0-0-23 8.0% 8.0% 8.0%
7歳上 1-0-0-17 5.6% 5.6% 5.6%
牝馬 3歳 0-1-1-5 0.0% 14.3% 28.6%
4歳 0-1-1-7 0.0% 11.1% 22.2%
5歳 1-1-0-9 9.1% 18.2% 18.2%
6歳 0-0-0-2 0.0% 0.0% 0.0%
7歳上 0-0-0-1 0.0% 0.0% 0.0%

Check3近年注目の前走1着馬

 過去5年の3着以内馬の前走成績を見ると、15頭中8頭が前走1着。特にここ3年は9頭中6頭が前走1着で、毎年2頭ずつ馬券圏内に絡んでいる。過去10年のうち前半にあたる01~05年は、前走1着馬が3頭しか好走しておらず、近年は明らかに前走1着馬の好走が増えている。今年は富士Sのエイシンアポロン、スワンSのリディル、そして海外・サンチャリオットSのサプレザが登録。3連複や3連単ならいずれか1~2頭は絡めた組み立てにするのが良さそうだ。また、ここ5年は前走2~5着馬の好走は2頭のみで、凡走馬の巻き返しにも注意。

【3着以内馬の前走(過去5年)】
馬名 人気 着順 前走 前走
着順
06 ダイワメジャー 1 1 天皇賞・秋 1
ダンスインザムード 3 2 天皇賞・秋 6
シンボリグラン 8 3 スワンS 2
07 ダイワメジャー 1 1 天皇賞・秋 9
スーパーホーネット 4 2 スワンS 1
スズカフェニックス 5 3 スプリンターズS 9
08 ブルーメンブラット 4 1 府中牝馬S 1
スーパーホーネット 1 2 毎日王冠 1
ファイングレイン 10 3 スワンS 5
09 カンパニー 1 1 天皇賞・秋 1
マイネルファルケ 14 2 富士S 9
サプレザ 2 3 海外 1
10 エーシンフォワード 13 1 スワンS 8
ダノンヨーヨー 1 2 富士SG3 1
ゴールスキー 6 3 清水S 1
【前走1着の好走馬(01~05年)】
馬名 人気 着順 前走 前走
着順
01 エイシンプレストン 2 2 毎日王冠 1
03 デュランダル 5 1 スプリンターズS 1
ギャラントアロー 10 3 スワンS 1

Check4アテにならない安田記念の結果

 このレースが秋のマイル王決定戦なら、春のマイル王決定戦は安田記念。コースこそ違えど同距離なら関連がありそうなものだが、過去10年の3着以内馬のうち、同年春の安田記念でも3着以内だったのは、04年のテレグノシス、07年のダイワメジャーの2頭しかいない。むしろ安田記念で凡走していた馬が目立っており、春は2桁着順だった馬でも昨年のエイシンフォワードなど、10年で5頭が好走している。また、同年の安田記念出走馬が馬券に絡まなかった年は、過去10年では03年の1度だけ。関連性は薄くても、出走馬を馬券候補から外してしまうのは避けたい。

【好走馬の同年安田記念での成績(過去10年)】
馬名 人気 着順 安田記念の着順
01 エイシンプレストン 2 2 10
02 エイシンプレストン 3 2 5
リキアイタイカン 15 3 11
04 テレグノシス 5 3 2
05 ハットトリック 3 1 15
ダイワメジャー 4 2 8
06 ダイワメジャー 1 1 4
ダンスインザムード 3 2 5
シンボリグラン 8 3 7
07 ダイワメジャー 1 1 1
スーパーホーネット 4 2 11
スズカフェニックス 5 3 5
08 スーパーホーネット 1 2 8
09 カンパニー 1 1 4
10 エーシンフォワード 13 1 10

第16回 東京スポーツ杯2歳ステークス(G3)

11月19日(土) 東京競馬場 芝1800m

 この時期の2歳馬にとっては比較的長い芝1800mで行われるため、仕上がりの早い短距離馬ではなく、翌年のクラシックを見据えた好素質馬が数多く出走する東京スポーツ杯2歳S。05年の勝ち馬フサイチリシャールと、09年にこのレースを勝利したローズキングダムは、共に次走の朝日杯フューチュリティSも優勝して2歳チャンピオンに輝いている。また、08年にこのレースを勝ったナカヤマフェスタは、古馬になって宝塚記念を制し、凱旋門賞で2着に入るなど、輝かしい実績を残した。今後の競馬界を担う馬が多く出走する東京スポーツ杯2歳Sの過去10年のデータを探っていく。
2010年11月東京スポーツ杯2歳S(G3)

写真:競馬ブック

  ディープインパクト産駒のエネアドは、共同通信杯を勝利したブレイクランアウトの半弟。新馬戦は強い内容で勝利しており、ここも突破する可能性は十分。
  アドマイヤリリーフは新馬勝ちの後、新潟2歳Sと百日草特別は今ひとつの内容。素質はあるだけに、巻き返したいところだ。
  芙蓉Sでは逃げて2着に粘ったサトノギャラント。母は98年に阪神3歳牝馬Sを勝利したスティンガー。良血だけに、今回も期待したい。
  無傷の2連勝したマイネルロブストの前走は、札幌2歳S3着。堅実な走りで上位争いしそうだ。
  ダートの新馬戦を圧勝したアグン。芝の適性がどうかに注目が集まる。
  デイリー杯2歳Sの覇者クラレント、新潟2歳S2着のジャスタウェイなど、実績馬にも注目。

【東京スポーツ杯2歳Sの出走予定馬】
競馬道 馬 名 性齢 斤量 騎手
アグン 牡2 55.0 メンデ
アドマイヤリリーフ 牡2 55.0 ○ ○
エネアド 牡2 55.0 福 永
  カイルアロマンス 牝2 54.0 ○ ○
  キープビリービング 牡2 55.0 柴田大
  キングクリチャン 牡2 55.0 ○ ○
  クラレント 牡2 55.0 小牧太
サトノギャラント 牡2 55.0 横山典
  ジャスタウェイ 牡2 55.0 後藤浩
  ジョウノバッカス 牡2 55.0 ○ ○
  ディープブリランテ 牡2 55.0 岩 田
  ドリームトレイン 牡2 55.0 ○ ○
  ピタゴラスコンマ 牡2 55.0 ○ ○
  フクノツール 牡2 55.0 ○ ○
  フジマサエンペラー 牡2 55.0 田中勝
  ホーカーテンペスト 牡2 55.0 横山典
  マイネルディーン 牡2 55.0 石橋脩
マイネルロブスト 牡2 55.0 松 岡
  マデイラ 牡2 55.0 蛯 名
 

Check1上位人気を素直に信頼

 1番人気は【6.1.0.3】と安定している。2~5番人気も複勝率が30~60%と悪くなく、上位人気馬同士の決着が多い。人気薄では9番人気が【2.0.1.6】で複勝率33.3%と健闘している。二ケタ人気は51頭中、馬券に絡んだのは01年3着のアブレイズ(11番人気)のみ。期待されていない馬の激走は、あまりないようだ。

【人気別成績(過去10年)】
人気 成績 勝率 連対率 複勝率
1 6-1-0-3 60.00% 70.0% 70.0%
2 1-1-4-4 10.00% 20.0% 60.0%
3 0-4-0-6 0.00% 40.0% 40.0%
4 0-2-2-6 0.00% 20.0% 40.0%
5 1-1-1-7 10.00% 20.0% 30.0%
6 0-1-0-9 0.00% 10.0% 10.0%
7 0-0-1-9 0.00% 0.0% 10.0%
8 0-0-0-10 0.00% 0.0% 0.0%
9 2-0-1-6 22.20% 22.2% 33.3%
10~ 0-0-1-50 0.00% 0.0% 2.0%

Check2新馬を勝ったばかりでも通用する

 前走のクラス別成績では新馬戦組が強く最多の6勝で、複勝率は27.8%とまずまずだ。オープン特別組は【2.5.4.24】で、複勝率が最も高く31.4%。その中でも、いちょうSが【1.3.2.11】で好走馬を7頭も輩出している。成績がよくないのは500万下で【0.2.0.18】。この時期に500万下を使う馬は、それほど強い馬ではない傾向にある。

【前走のクラス別成績(過去10年)】
前走クラス 成績 勝率 連対率 複勝率
新馬 6-1-3-26 16.7% 19.4% 27.8%
未勝利 1-1-2-26 3.3% 6.7% 13.3%
500万下 0-2-0-18 0.0% 10.0% 10.0%
オープン特別 2-5-4-24 5.7% 20.0% 31.4%
G3 0-0-1-8 0.0% 0.0% 11.1%
G2 1-1-0-3 20.0% 40.0% 40.0%

Check3キャリア1、2戦のフレッシュな馬を狙え

 キャリア別で成績がよいのは1戦と2戦で、共に連対率が20%を超える。キャリア3戦以上になると、連対率が11%以下になる。経験豊富な馬よりも、素質のある馬が、好成績を残している

【キャリア別の成績(過去10年)】
キャリア 成績 勝率 連対率 複勝率
1戦 6-1-3-24 17.6% 20.6% 29.4%
2戦 2-5-2-25 5.9% 20.6% 26.5%
3戦 1-2-2-27 3.1% 9.4% 15.6%
4戦 1-0-1-12 7.1% 7.1% 14.3%
5戦 0-2-2-15 0.0% 10.5% 21.1%
6戦以上 0-0-0-7 0.0% 0.0% 0.0%

Check4後方から競馬をしても届く

 逃げ馬は05年にフサイチリシャールが勝ったのみで、それ以外は全滅。4コーナーを3番手で通過した場合は【0.0.1.13】で05年のオンファイアが3着になったのみ。前で競馬をした馬は、あまり成績がよくない。7~9番手が複勝率32.1%10番手以下の複勝率も20%もあり、後方からでも十分届くようだ。

【4コーナーの通過順別の成績(過去10年)】
4コーナー 成績 勝率 連対率 複勝率
1番手 1-0-0-9 10.0% 10.0% 10.0%
2番手 1-2-0-11 7.1% 21.4% 21.4%
3番手 0-0-1-13 0.0% 0.0% 7.1%
4~6番手 3-2-2-22 10.3% 17.2% 24.1%
7~9番手 2-3-4-19 7.1% 17.9% 32.1%
10番手以下 3-3-3-36 6.7% 13.3% 20.0%

第47回 福島記念(G3)

11月20日(日) 新潟競馬場 芝2000m

 福島開催の1年間を締めくくる伝統の重賞。ハンデ戦でかつ開催の終盤に行われるため、馬場状態が悪いことが多く、荒れる傾向にある。昨年は12番人気の8歳馬ダンスインザモアが勝利して3連単は20万円を超す配当になった。今年は震災の影響で新潟競馬場での開催となる。果たしてどのような結果になるのか。過去のデータから傾向をひも解いていく。
2010年11月福島記念(G3)

競馬ブック

  アドマイヤコスモスは地方競馬の名古屋で2連勝した後、中央入り。500万下から1600万下まで一気に4連勝。前走の大原Sは圧巻のパフォーマンスでレコード勝ちだった。5連勝で重賞制覇を達成する可能性は濃厚。
  7月の七夕賞以来となるマゼラン。3歳時から期待されていた逸材だけに、休み明けでも好走しそうだ。
  堅実な走りが特徴のセイクリッドバレー。5月には今回と同じ舞台の新潟大賞典を制しており、このレースでは中心になりそうだ。
  ケイアイドウソジンは休み明けのカシオペアSを勝ち馬と0秒8差。ひと叩きされて、上昇。
  新潟記念では勝ち馬と差のない2着に健闘したサンライズベガ。久々だが、期待できそうだ。
  ほかにもオールカマー2着のゲシュタルト、3歳馬のオールアズワン、桜花賞2着馬オウケンサクラ、条件戦を連勝中のネオサクセス、3歳牝馬マイネイサベルなど、個性的なメンバーが登録している。

【福島記念の出走予定馬】
競馬道 馬 名 性齢 斤量 騎手
アドマイヤコスモス 牡4   上 村
  イケドラゴン 牡6   ○ ○
  エオリアンハープ 牝5   木 幡
  オールアズワン 牡3   川 須
  オウケンサクラ 牝4   丸 田
ケイアイドウソジン 牡5   中 舘
  ゲシュタルト 牡4   藤岡佑
  コロンバスサークル 牝5   ○ ○
サンライズベガ 牡7   吉田隼
セイクリッドバレー 牡5   丸 山
  ダンツホウテイ 牡6   太 宰
  チョウカイファイト 牡8   ○ ○
  デストラメンテ セ7   ○ ○
  トウショウウェイヴ 牡6   ○ ○
  トモロポケット 牡5   ○ ○
  ドモナラズ 牡6   村 田
  ネオサクセス 牡4   ○ ○
  バウンシーチューン 牝3   宮崎北
  マイネイサベル 牝3   ○ ○
  マイネルスターリー 牡6   ○ ○
マゼラン 牡6   鮫島良
  マンハッタンスカイ 牡7   ○ ○
  ミッキーパンプキン 牡5   ○ ○
  メイショウカンパク 牡4   浜 中
  モンテエン 牡4   勝 浦
  ヤマニンウイスカー 牡5   柴 山
  ヤングアットハート 牡4   佐藤哲
 

Check3上位人気は全く信用できない

 1番人気は【1.1.2.6】で、勝利したのは03年のメイショウドメニカのみ。2番人気は【1.0.0.9】と極度の不振。上位人気馬の凡走が目立っている。10番人気以下が8度も馬券に絡んでおり、最近は4年連続で2ケタ人気が好走している。
 馬連は5000円以上の配当になったのは7回もあり、3連単は10万円以下の配当だったのが05、06年のみで、それ以外の年はすべて20万円以上と大荒れ模様。

【人気別成績(過去10年)】
人気 成績 勝率 連対率 複勝率
1 1-1-2-6 10.0% 20.0% 40.0%
2 1-0-0-9 10.0% 10.0% 10.0%
3 1-2-1-6 10.0% 30.0% 40.0%
4 1-1-0-8 10.0% 20.0% 20.0%
5 1-1-1-7 10.0% 20.0% 30.0%
6 1-0-0-9 10.0% 10.0% 10.0%
7 1-1-0-8 10.0% 20.0% 20.0%
8 2-0-0-8 20.0% 20.0% 20.0%
9 0-2-1-7 0.0% 20.0% 30.0%
10~ 1-2-5-60 1.5% 4.4% 11.8%
【1~3着の人気と主な配当(過去10年)】
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10
1着馬人気 8 2 1 6 3 4 5 7 8 12
2着馬人気 13 9 4 9 7 3 16 3 5 1
3着馬人気 14 12 5 16 1 1 9 14 12 3
馬連 15200円 5790円 1810円 17660円 2780円 2390円 37290円 6290円 8500円 13100円
3連単 857890円 23540円 18830円 631340円 304680円 497430円 201790円

Check2重いハンデは苦戦傾向

 57.5キロ以上のハンデを背負った馬は【0.1.0.10】とほぼ全滅。ローカルのハンデ戦らしく、重いハンデは苦戦傾向にある。ただしトップハンデは【2.1.1.12】で複勝率25%と、それほど悪くはない。最近好走しているのが51キロで、過去4年で3頭馬券に絡んでいる

【斤量別成績(過去10年)】
斤量 成績 勝率 連対率 複勝率
50キロ 0-0-0-3 0.0% 0.0% 0.0%
51キロ 2-1-0-9 16.7% 25.0% 25.0%
52キロ 0-0-1-12 0.0% 0.0% 7.7%
53キロ 1-3-2-26 3.1% 12.5% 18.8%
54キロ 1-2-1-17 4.8% 14.3% 19.0%
55キロ 2-2-2-21 7.4% 14.8% 22.2%
56キロ 3-1-1-18 13.0% 17.4% 21.7%
57キロ 1-0-3-12 6.3% 6.3% 25.0%
57.5キロ 0-1-0-5 0.0% 16.7% 16.7%
58キロ 0-0-0-5 0.0% 0.0% 0.0%

Check34歳馬の調子を見極めろ!

 年齢別では4歳馬が【1.1.0.19】で連対率9.5%と大苦戦。4歳馬は重量を背負う傾向にあるので、強い馬はあまり出走せず、出てくる馬は実力か調子に疑問符がつくケースが多い。7歳以上が【2.0.3.30】と健闘しており、ローカルの重賞らしい傾向になっている。

【年齢別成績(過去10年)】
年齢 成績 勝率 連対率 複勝率
3歳 2-2-0-12 12.5% 25.0% 25.0%
4歳 1-1-0-19 4.8% 9.5% 9.5%
5歳 4-3-5-36 8.3% 14.6% 25.0%
6歳 1-4-2-31 2.6% 13.2% 18.4%
7歳以上 2-0-3-30 5.7% 5.7% 14.3%

Check4前走がG2の場合は疑うべし

 前走のレース別では富士Sが【2.0.2.7】オパールSが【2.0.2.12】と好走馬を多く輩出する傾向にあるが、さまざまなレースから出走してくるので、一概にはなんとも言えない。
 前走のクラス別だと1600万下が【1.2.0.5】で連対率37.5%と結果を残している。ただし、好走した3頭で1600万下を勝ったのは1頭しかいない。成績が芳しくないのは【2.0.0.32】のG2組。G2を使った後にローカルG3に出走する馬は、何か問題を抱えているケースが多く、凡走するようだ。G1組は【1.2.1.9】とそれなり。底力を発揮して好走するようだ。

【前走のクラス別の成績(過去10年)】
前走のクラス 成績 勝率 連対率 複勝率
1000万下 0-0-0-8 0.0% 0.0% 0.0%
1600万下 1-2-0-5 12.5% 37.5% 37.5%
オープン特別 2-5-2-37 4.3% 15.2% 19.6%
G3 4-1-7-35 8.5% 10.6% 25.5%
G2 2-0-0-32 5.9% 5.9% 5.9%
G1 1-2-1-9 7.7% 23.1% 30.8%