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第25回 アルゼンチン共和国杯(G2)

11月6日(日) 東京競馬場 芝25000m

 秋の天皇賞翌週に行われるハンデ重賞。実力馬でも2000mでは距離不足の馬や、天皇賞出走がかなわなかった馬、そして条件戦を勝ち上がってきた上がり馬など、多様なメンバーで争われる。また、ここで結果を出せばジャパンCや有馬記念出走も見えてくる一戦だ。08年にはスクリーンヒーローがこのレースとジャパンCを連勝。2着ジャガーメイルは後に春の天皇賞を制している。そして昨年はトーセンジョーダンが優勝し、先日行われた秋の天皇賞でG1タイトルを獲得した。ほかにも、アーネストリーアドマイヤジュピタなど、近年は好走馬の多くが後のG1で活躍するレース。そんなアルゼンチン共和国杯の過去の傾向を振り返ってみたい。
2010年9月セントウルステークス(G2)

写真:競馬ブック

 菊花賞5着、阪神大賞典4着と長距離で実績のあるコスモラピュタ。7月以来となるレースだが、充実の4歳秋を迎えてどのような走りを見せるか。
  キングトップガンは目黒記念を勝利して8歳にして初重賞制覇。続く函館記念も勝ち、勢いに乗っており、要注意だ。
  フェニコーンは昨年の目黒記念で勝ち馬と0秒1差の3着。休み明けを叩いた今回は、得意の東京芝2500mで飛躍が期待される。
  カリバーンは札幌記念とオールカマーをともに勝ち馬と0秒3差に健闘した。オープン入り後、3度目の重賞となる今回は勝ち負けの可能性十分。
  ビートブラックは強力なメンバーが揃った京都大賞典で2着。2400m以上の距離なら堅実で、ここも優勝争いしそうだ。
  そのほか、オウケンブルースリナムラクレセントフォゲッタブルなどの実績馬はハンデが気になるところ。

【アルゼンチン共和国杯の出走予定馬】
競馬道 馬 名 性齢 斤量 騎手
  アブソリュート 牡7   田中勝
  イケドラゴン 牡6   ○ ○
  オウケンブルースリ 牡6   田 辺
カリバーン 牡4   蛯 名
  カワキタコマンド 牡4   ○ ○
キングトップガン 牡8   横山典
  コスモヘレノス 牡4   ベリー
コスモラピュタ 牡4   ○ ○
  ゴールデンハインド 牡5   荻野琢
  セイカアレグロ 牡6   ○ ○
  トウカイトリック 牡9   石橋脩
  トウショウウェイヴ 牡6   吉田豊
  トレイルブレイザー 牡4   安藤勝
  ドリームセーリング 牡4   ○ ○
  ドリームノクターン 牡6   ○ ○
  ナムラクレセント 牡6   後藤浩
  ネコパンチ 牡5   ○ ○
ビートブラック 牡4   松 岡
  ピエナファンタスト 牡5   古川吉
フェニコーン 牡7   ○ ○
  フォゲッタブル 牡5   メンデ
  ポルカマズルカ 牝5   北村宏
  レッドスパークル 牡4   ○ ○
 

Check1ハンデ戦でも上位人気が強い

 1~3番人気がいずれも連対率40%以上で、特に2番人気は連対率60%、複勝率80%という優秀な成績。ハンデ戦でも上位人気馬が期待に応える結果を多く残している。ただ、単勝オッズで2倍台の3頭は連対できず、上位人気の好成績は3倍から6.9倍までのゾーン。今年、もし2倍台の馬がいれば疑ってかかる手もある。また、2~3着には人気薄も多く、8~10番人気が複勝率20%~30%。上位人気と人気薄をうまく組み合わせたいレースだ。

【人気別成績(過去10年)】
人気 成績 勝率 連対率 複勝率
1 2-2-1-5 20.0% 40.0% 50.0%
2 3-3-2-2 30.0% 60.0% 80.0%
3 3-1-1-5 30.0% 40.0% 50.0%
4 0-1-0-9 0.0% 10.0% 10.0%
5 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0%
6 0-0-1-9 0.0% 0.0% 10.0%
7 1-0-0-9 10.0% 10.0% 10.0%
8 0-1-2-7 0.0% 10.0% 30.0%
9 0-0-2-8 0.0% 0.0% 20.0%
10 0-1-1-8 0.0% 10.0% 20.0%
11~ 1-1-0-49 2.0% 3.9% 3.9%
【単勝オッズ別成績(過去10年)】
単勝オッズ 成績 勝率 連対率 複勝率
2.0~2.9 0-0-1-2 0.0% 0.0% 33.3%
3.0~3.9 2-2-1-2 28.6% 57.1% 71.4%
4.0~4.9 2-2-0-3 28.6% 57.1% 57.1%
5.0~6.9 2-2-1-4 22.2% 44.4% 55.6%
7.0~9.9 2-1-1-13 11.8% 17.6% 23.5%
10.0~14.9 0-0-0-15 0.0% 0.0% 0.0%
15.0~19.9 0-1-3-13 0.0% 5.9% 23.5%
20.0~29.9 2-2-2-18 8.3% 16.7% 25.0%
30.0~49.9 0-0-1-20 0.0% 0.0% 4.8%
50.0~99.9 0-0-0-19 0.0% 0.0% 0.0%
100.0~ 0-0-0-12 0.0% 0.0% 0.0%

Check2ハンデは56~57キロ台

 ハンデ別の成績では、56キロ台が連対率22.7%でトップ。57キロ台は連対率18.5%で2位だが、勝率14.8%は唯一の2桁。この56~57キロ台が中心になる。58キロ台は【0.0.1.8】と不振。全体的には重いほうが良い傾向にはあるものの、58キロ台以上は疑問符がつく。

【ハンデ別成績(過去10年)】
斤量 成績 勝率 連対率 複勝率
49kg台 0-0-1-1 0.0% 0.0% 50.0%
50kg台 0-1-0-8 0.0% 11.1% 11.1%
51kg台 0-0-2-5 0.0% 0.0% 28.6%
52kg台 0-1-1-11 0.0% 7.7% 15.4%
53kg台 2-1-0-18 9.5% 14.3% 14.3%
54kg台 1-0-1-20 4.5% 4.5% 9.1%
55kg台 1-2-0-15 5.6% 16.7% 16.7%
56kg台 2-3-1-16 9.1% 22.7% 27.3%
57kg台 4-1-3-19 14.8% 18.5% 29.6%
58kg台 0-0-1-7 0.0% 11.1% 22.2%
59kg台 0-0-0-1 0.0% 0.0% 0.0%

Check3勝ち切れない大型馬

 馬体重別の成績を見ると、480~499キロが合わせて【7.3.3.21】と連対馬の半数を占め、連対率も20%台の好成績。それ以下でも以上でも好走確率は低くなる。特に、500キロ以上の大型馬は2~3着はあっても勝ちきれない傾向で、500キロ以上のトータルでは【0.3.3.25】。馬単や3連単で買い目を絞るなら、馬体重をたよりに何着候補とするか考える手もありそうだ。

【馬体重別成績(過去10年)】
馬体重 成績 勝率 連対率 複勝率
~439kg 0-0-0-3 0.0% 0.0% 0.0%
440kg~449kg 0-1-1-12 0.0% 7.1% 14.3%
450kg~459kg 0-2-0-12 0.0% 14.3% 14.3%
460kg~469kg 1-0-0-12 7.7% 7.7% 7.7%
470kg~479kg 2-1-1-22 7.7% 11.5% 15.4%
480kg~489kg 3-3-1-18 12.0% 24.0% 28.0%
490kg~499kg 4-0-2-13 21.1% 21.1% 31.6%
500kg~509kg 0-1-1-12 0.0% 7.1% 14.3%
510kg~519kg 0-0-2-7 0.0% 0.0% 22.2%
520kg~529kg 0-1-0-5 0.0% 16.7% 16.7%
530kg~539kg 0-1-0-1 0.0% 50.0% 50.0%
540kg~549kg 0-0-2-3 0.0% 0.0% 40.0%
550kg~ 0-0-0-1 0.0% 0.0% 0.0%

Check4なぜか不振の外枠

 ダービーよりもさらに1コーナーが遠い東京芝2500m。枠順はあまり関係ないようにも思えるが、過去10年(中山を除く9回)の枠番別成績では、明らかに外枠不振の傾向が出ている。1~6枠はすべて連対率2桁、複勝率20%以上なのに対し、7~8枠は連対率4%台、複勝率9%台。特に8枠は、01年のアドマイヤボス、09年のジャガーメイルと2頭の1番人気馬がともに5着に敗退している。

【枠番別成績(過去10年、中山除く)】
枠番 成績 勝率 連対率 複勝率
1枠 2- 0- 2- 8/12 16.7% 16.7% 33.3%
2枠 2- 1- 0-10/13 15.4% 23.1% 23.1%
3枠 1- 2- 1-12/16 6.3% 18.8% 25.0%
4枠 0- 2- 2-13/17 0.0% 11.8% 23.5%
5枠 2- 1- 2-12/17 11.8% 17.6% 29.4%
6枠 1- 2- 0-11/14 7.1% 21.4% 21.4%
7枠 0- 1- 1-20/22 0.0% 4.5% 9.1%
8枠 1- 0- 1-19/21 4.8% 4.8% 9.5%

第16回 ファンタジーステークス(G3)

11月5日(土) 京都競馬場 芝1400m

 2歳牝馬の頂点を決める阪神ジュベナイルフィリーズのステップレースであるファンタジーSは、実績馬や素質馬などトップクラスの牝馬が多数出走して、激しいレースが繰り広げられている。最近10年では、02年の優勝馬ピースオブワールドと01年10着のタムロチェリーが、続く阪神ジュベナイルフィリーズを制している。優勝馬のレベルは高く、03年のスイープトウショウ(秋華賞、宝塚記念、エリザベス女王杯)、04年のラインクラフト(桜花賞、NHKマイルC)、06年のアストンマーチャン(スプリンターズS)がのちにG1馬となっている。そんなファンタジーSの傾向を占っていく。
2010年9月京成杯オータムH(G3)

写真:競馬ブック

 新馬、ダリア賞と連勝したエイシンキンチェム。このレースも勝利して、無傷の3連勝で暮れのG1に臨みたい。
  新種牡馬ダイワメジャー産駒のビウイッチアスは、初戦は敗れたが未勝利とカンナ賞を連勝。今回も期待できそうだ。
  ゴールデンムーンは新種牡馬アドマイヤムーン産駒。素質を感じさせるレースぶりで、重賞でも通用しそうだ。
  ディープインパクト産駒のヒーラはハイレベルの新馬戦を勝利。続く札幌2歳Sでは5着に敗れたが、牝馬同士のレースなら期待できる。
  フジキセキ産駒の牝馬らしく仕上がりの早さを見せて新馬を快勝したツーオブアス、連勝中のレディーメグネイト、函館記念2着のアイムユアーズなども注目。

【ファンタジーSの出走予定馬】
競馬道 馬 名 性齢 斤量 騎手
  アイムユアーズ 牝2 54.0 メンデ
  アンチュラス 牝2 54.0 川 田
エイシンキンチェム 牝2 54.0 福 永
ゴールデンムーン 牝2 54.0 武 豊
  サヴァーレ 牝2 54.0 浜 中
  シシリアンルージュ 牝2 54.0 ○ ○
  ソラコマチ 牝2 54.0
  タガノミュルザンヌ 牝2 54.0 安藤勝
  タガノルミナーレ 牝2 54.0 池 添
ツーオブアス 牝2 54.0 藤岡佑
  ドナメデューサ 牝2 54.0 浜 中
  ナオミノユメ 牝2 54.0 北村友
  ニコールバローズ 牝2 54.0 北村友
ヒーラ 牝2 54.0 四 位
ビウイッチアス 牝2 54.0 吉田豊
  ファインチョイス 牝2 54.0 岩 田
  ブロッケン 牝2 54.0 ○ ○
  プレノタート 牝2 54.0 ○ ○
  ミスマルシゲ 牝2 54.0 北村友
  ミラクルピッチ 牝2 54.0 藤 田
  レディーメグネイト 牝2 54.0 飯 田
 

Check1最近3年は波乱

 1番人気は【3.1.1.5】でまずまずだが、最近3年は4、4、5着に敗れている。1~5番人気の複勝率は40~60%で安定している。10番人気以下は【1.0.1.50】でほぼ出番なし。好走したのは05年3着のニシノタカラヅカ、08年優勝のイナズマアマリリスの2頭だけ。
 以前は比較的平穏だったが、ここ3年は大荒れ。3連単が29万、24万、13万と高配当になっている。人気からはっきりとした傾向は掴みにくい。

【人気別成績(過去10年)】
人気 成績 勝率 連対率 複勝率
1 3-1-1-5 30.0% 40.0% 50.0%
2 2-1-2-5 20.0% 30.0% 50.0%
3 1-1-2-6 10.0% 20.0% 40.0%
4 2-3-1-4 20.0% 50.0% 60.0%
5 0-3-1-6 0.0% 30.0% 40.0%
6 0-0-1-9 0.0% 0.0% 10.0%
7 0-1-0-9 0.0% 10.0% 10.0%
8 1-0-1-8 10.0% 10.0% 20.0%
9 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0%
10~ 1-0-1-50 1.9% 1.9% 3.8%
【1~3着馬の人気(過去10年)】
着順 馬名 騎手 人気
01 1 キタサンヒボタン  須貝尚介 1
2 ツルマルグラマー  武豊   4
3 ブライアンズイブ  幸英明  6
02 1 ピースオブワールド 福永祐一 1
2 シーイズトウショウ 池添謙一 5
3 トーホウアスカ   四位洋文 4
03 1 スイープトウショウ 角田晃一 2
2 ロイヤルセランガー 福永祐一 3
3 マルターズヒート  熊沢重文 8
04 1 ラインクラフト   福永祐一 2
2 モンローブロンド  佐藤哲三 4
3 リヴァプール    川島信二 3
05 1 アルーリングボイス 武豊   1
2 ラッシュライフ   蛯名正義 4
3 ニシノタカラヅカ  四位洋文 10
06 1 アストンマーチャン 武豊   3
2 イクスキューズ   藤田伸二 2
3 ハロースピード   吉田隼人 1
07 1 オディール     安藤勝己 4
2 エイムアットビップ 福永祐一 1
3 エイシンパンサー  秋山真一 2
08 1 イナズマアマリリス 池添謙一 13
2 ワンカラット    藤岡佑介 5
3 アディアフォーン  安藤勝己 2
09 1 タガノエリザベート 川田将雅 8
2 ベストクルーズ   安藤勝己 5
3 グレナディーン   武豊   3
10 1 マルモセーラ    田中健  4
2 ホーマンフリップ  古川吉洋 7
3 ホエールキャプチャ 武豊   5

Check2勝負になるのは前走3着まで

 前走のレース別成績では、同じ京都芝1400mのりんどう賞を使った馬が圧倒的に多い。ただし【1.4.1.28】で勝率2.9%、連対率14.7%と成績はイマイチだ。すずらん賞が7頭出走して2勝デイリー杯2歳Sが5頭出走して1勝2着1回と、好走確率が高い。
 前走の着順別では1~3着がほとんどを占めている。4着以下から巻き返したのはわずかに3頭で、マイル重賞の新潟2歳S(1頭)とデイリー杯2歳S(2頭)だ

【主な前走のレース別成績(過去10年)】
前走 成績 勝率 連対率 複勝率
すずらん賞 2-0-0-5 28.6% 28.6% 28.6%
新馬 2-1-1-12 12.5% 18.8% 25.0%
りんどう賞(500万下) 1-4-1-28 2.9% 14.7% 17.6%
未勝利 1-1-2-12 6.3% 12.5% 25.0%
デイリー杯2歳S 1-1-0-3 20.0% 40.0% 40.0%
小倉2歳S 1-0-0-6 14.3% 14.3% 14.3%
かえで賞(500万下) 1-0-0-7 12.5% 12.5% 12.5%
ききょう 1-0-0-3 25.0% 25.0% 25.0%
新潟2歳S 0-1-1-6 0.0% 12.5% 25.0%
函館2歳S 0-1-1-4 0.0% 16.7% 33.3%
札幌2歳S 0-1-0-1 0.0% 50.0% 50.0%
サフラン(500万下) 0-0-2-8 0.0% 0.0% 20.0%
芙蓉S 0-0-1-0 0.0% 0.0% 100.0%
マリーゴールド賞 0-0-1-0 0.0% 0.0% 100.0%
【前走の着順別成績(過去10年)】
前走の着順 成績 勝率 連対率 複勝率
1着 7-5-7-50 10.1% 17.4% 27.5%
2着 2-1-2-15 10.0% 15.0% 25.0%
3着 0-2-0-14 0.0% 12.5% 12.5%
4着 0-0-1-5 0.0% 0.0% 16.7%
5着 0-0-0-4 0.0% 0.0% 0.0%
6~9着 1-1-0-18 5.0% 10.0% 10.0%
10着~ 0-0-0-5 0.0% 0.0% 0.0%

Check3前走1600mで4着以下の巻き返しに注目

 前走の距離別なら1200や1400mに比べて、1600mがやや優勢。前走1600m組は1~3着だった馬が【0.1.1.11】とイマイチだったのに対して、4着以下だった馬は【1.2.1.3】と好成績。距離が長くて凡走した馬の巻き返しに注目だ。前走1200m組は3着以下だった馬が7頭いるが、巻き返した馬はおらず、1、2着が絶対条件だ。

【前走の距離別成績(過去10年)】
前走の距離 成績 勝率 連対率 複勝率
1200m 3-2-2-35 7.1% 11.9% 16.7%
1400m 6-4-6-59 8.0% 13.3% 21.3%
1500m 0-0-0-2 0.0% 0.0% 0.0%
1600m 1-3-2-14 5.0% 20.0% 30.0%
1800m 0-1-0-2 0.0% 33.3% 33.3%

Check4最近の1戦1勝の馬は危険

 素質馬や評判馬が多く出走するファンタジーSだが、キャリア1戦の馬は敬遠したい。【2.1.1.10】で複勝率28.6%と悪くないように思えるが、好走した4頭はいずれも01~04年。05年以降は全滅で、1番人気に支持されたワイドサファイア(08年4着)、ケイティーズジェム(10年5着)なども敗れている。ちなみに1戦1勝で勝利したのは03年のスイープトウショウと04年のラインクラフトG1級でないと厳しい

【キャリア別の成績(過去10年)】
キャリア 成績 勝率 連対率 複勝率
1戦 2-1-1-10 14.3% 21.4% 28.6%
2戦 2-3-2-30 5.4% 13.5% 18.9%
3戦 4-3-4-33 9.1% 15.9% 25.0%
4戦 1-2-3-24 3.3% 10.0% 20.0%
5戦 0-1-0-11 0.0% 8.3% 8.3%
6戦 0-0-0-3 0.0% 0.0% 0.0%
7戦 1-0-0-1 50.0% 50.0% 50.0%

第2回 みやこステークス(G3)

11月6日(日) 京都競馬場 ダ1800m

 昨年、新設されたダート重賞。ジャパンカップダートの開催場所が08年に東京から阪神に変更になったため、関西地区のステップレースとして設けられた。もともとはオープン特別だったトパーズステークスが、重賞に格上げされた形だ。第1回を制したトランセンドが、続くジャパンカップダートも勝ったため、このレースが新設されたことが正しかったことを証明した。なお、データが少ないため、出走予定馬のみを取り上げる。
2010年9月朝日チャレンジC(G3)

競馬ブック

 ダート界に君臨していたエスポワールシチーだが、ここ3戦は勝利から遠ざかっている。ジャパンカップダートを狙うには、今回は負けられない。
  トウショウフリークは500万下から準オープンまでダートは無傷の4連勝。ここを勝利するようだと、一気にダート界のチャンピオンを狙える。
  アンタレスSで重賞初制覇を成し遂げたゴルトブリッツは、7月にはマーキュリーCを勝利。目標は次のジャパンカップダートだが、このメンバーなら勝ち負けは十分。
  ほかにも堅実なレースぶりが魅力のシャア、デビュー以来12戦して4着以下がないニホンピロアワーズ、実力馬ワンダーアキュート、前走のブラジルCで鮮やかに差し切ったインバルコ、2連勝中のヒラボクキングプレシャスジェムズなど、一筋縄には行かないメンバーが登録している。

【みやこSの出走予定馬】
競馬道 馬 名 性齢 斤量 騎手
  インバルコ 牡5 56.0 北村友
  エアマックール 牡6 56.0 ○ ○
  エイシンダッシュ 牡5 56.0 小牧太
エスポワールシチー 牡6 58.0 佐藤哲
  キングスエンブレム 牡6 56.0 福 永
ゴルトブリッツ 牡4 57.0 川 田
  サクラロミオ 牡6 56.0 ○ ○
シャア 牡5 56.0 小 坂
  ショウナンアルバ 牡6 56.0 ○ ○
  シンメイフジ 牝4 54.0 ○ ○
  スリーアリスト 牡6 56.0 ○ ○
  ダイシンオレンジ 牡6 57.0 岩 田
  トーホウオルビス 牡6 56.0 ○ ○
トウショウフリーク 牡4 56.0 池 添
  トライアンフマーチ 牡5 56.0 ○ ○
  ドリームライナー 牡5 56.0
ニホンピロアワーズ 牡4 56.0 酒井学
  ヒラボクキング 牡4 56.0 藤岡佑
  プレシャスジェムズ 牝4 54.0 ○ ○
  ホワイトピルグリム 牡6 56.0 ○ ○
  メイショウタメトモ 牡6 56.0 武 豊
  メダリアビート 牡5 56.0 藤 田
  モエレビクトリー 牡5 56.0 ○ ○
  ワンダーアキュート 牡5 58.0 和田竜