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第72回 オークス(G1)

5月22日(日)東京競馬場 芝2400m

 昨年は、後の牝馬三冠馬・アパパネと、サンテミリオンによるG1史上初の1着同着となった優駿牝馬(オークス)。昨年以外も僅差の勝負になる年が多く、過去10年すべて1、2着の差は0.2秒以内で、うち8回は0.1秒以内。そして近4年は最大でも08年のアタマ差と、毎年のようにゴール前は白熱した戦いが繰り広げられている。今年はレーヴディソールという断然の主役が戦線を離脱した牝馬路線だが、これと入れ替わるように頭角を現したマルセリーナがまず一冠を制覇。今回も実力の違いを見せ二冠を制するのか、それとも例年通りの大接戦となるのか。そんなオークスの、過去10年の傾向を分析してみよう。
2010年5月オークス(G1)アパパネ/サンテミリオン

写真:競馬ブック

Check35番人気以内が馬券の中心も……

 過去10年の人気別成績で、3頭以上の連対馬を出しているのは1、2、4、5番人気のみ。荒れる印象の強い牝馬限定戦だが、このレースはまず上位人気を軸に馬券を組み立てたい。ただ、1~2番人気と4~5番人気の好走確率に差はなく、妙味重視なら4~5番人気に注目。1、2着馬がともに3番人気以内だったのは過去10年で2度しかない。また、ひと桁人気の下位は好走しても3着までで、馬単や3連単の2着で穴を狙うなら2桁人気を。

【人気別成績(過去10年)】
人気 成績 勝率 連対率 複勝率
1 3-1-1-5 30.0% 40.0% 50.0%
2 1-2-1-6 10.0% 30.0% 40.0%
3 1-0-1-8 10.0% 10.0% 20.0%
4 2-2-1-5 20.0% 40.0% 50.0%
5 3-1-1-5 30.0% 40.0% 50.0%
6 1-0-0-9 10.0% 10.0% 10.0%
7 0-0-2-8 0.0% 0.0% 20.0%
8 0-0-2-8 0.0% 0.0% 20.0%
9 0-0-1-9 0.0% 0.0% 10.0%
10 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0%
11 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0%
12 0-1-0-9 0.0% 10.0% 10.0%
13 0-2-0-8 0.0% 20.0% 20.0%
14~ 0-0-0-48 0.0% 0.0% 0.0%

Check2馬体重大幅減や2戦連続減はマイナスに

 あまり馬体が減らないほうが良いとされる牝馬。しかし、絞りやすい時期でもあり、勝負の大一番でもあり、馬体減でこのレースを迎えた好走馬(3着以内馬)自体は計10頭と少なくはない。ただ、その10頭のうち6キロ以上減らしていたのは3頭のみ。また、同じく10頭中8頭は前走時にプラス体重で出走しており、2戦連続減だったのも2頭しかいない。大幅な馬体減や2戦連続馬体減はマイナス材料になる。

【馬体重減の好走馬と前走時の増減(過去10年)】
馬名 人気 着順 今回 前走
01 テイエムオーシャン 1 3 -4 +8
02 チャペルコンサート 12 2 -2 +6
ユウキャラット 2 3 -2 +8
04 スイープトウショウ 4 2 -2 +2
06 カワカミプリンセス 3 1 -4 +6
アサヒライジング 7 3 -6 -14
07 ベッラレイア 1 2 -2 -4
09 ブエナビスタ 1 1 -8 +4
10 アパパネ 1 1 -10 +2
アグネスワルツ 8 3 -4 +8

Check3差し馬が他を圧倒

 競馬道GT8による脚質別成績では、差し馬が【8.9.5.86】。連対馬20頭中17頭を占めて、他を圧倒している。また、好走馬30頭中26頭は差し・追い込みで、逃げ・先行は不振だ。スローペースになることも多いレースだが、「スローの前残り」よりは、終いの切れ、爆発力に秀でた馬を狙いたい。なお、先行して好走した4頭のうち、3頭は前走で逃げていた馬。今年は「前走逃げ」の登録馬はなく、例年以上に差し馬に注目だ。

【脚質別成績(過去10年)】
脚質 成績 勝率 連対率 複勝率
逃げ 0-0-0-9 0.0% 0.0% 0.0%
先行 1-0-3-24 3.6% 3.6% 14.3%
差し 8-9-5-86 7.4% 15.7% 20.4%
追込 2-0-2-28 6.3% 6.3% 12.5%
【先行して好走した馬と前走(過去10年)】
馬名 オークス 前走
通過順 人気 着順 レース 通過順 人気 着順
02 ユウキャラット 1-2-2-2 2 3 忘れな草賞 1-1-1-1 2 1
04 ダイワエルシエーロ 3-2-1-1 6 1 桜花賞 6-7-8-6 5 7
06 アサヒライジング 2-2-2-2 7 3 桜花賞 1-1-1-1 9 4
10 アグネスワルツ 1-2-2-2 8 3 フローラS 1-1-1-1 4 2

Check4桜花賞組以外なら前々走好走馬

 前走レース別成績では、桜花賞組が【8.7.5.55】と好走馬の大半を占める。ほかではフローラS【2.2.3.30】、スイートピーS【1.0.1.33】、忘れな草賞【0.0.1.10】と、計4レースからしか好走馬は出ていない。その桜花賞組以外なら、前走はもちろん、前々走でも馬券に絡んでいることが連対条件。3着以内馬10頭のうち、8頭が前々走でも3着以内だった。残る2頭はオークスでは3着止まり。桜花賞組以外の前々走凡走馬は、もし買うにしても3連単の3着候補までになる。

【桜花賞組以外の好走馬(過去10年)】
馬名 人気 着順 前走 前々走
レース 着順 レース 着順
01 レディパステル 5 1 フローラS 2 ミモザ賞 1
ローズバド 4 2 フローラS 3 フィリーズR 1
02 ユウキャラット 2 3 忘れな草賞 1 ゆきやなぎ賞 1
03 シンコールビー 9 3 フローラS 1 500万下 7
05 ディアデラノビア 3 3 フローラS 1 フィリーズR 4
06 カワカミプリンセス 3 1 スイートピーS 1 君子蘭賞 1
07 ベッラレイア 1 2 フローラS 1 あざみ賞 1
ラブカーナ 8 3 スイートピーS 2 忘れな草賞 2
10 サンテミリオン 5 1 フローラS 1 フラワーC 3
アグネスワルツ 8 3 フローラS 2 白菊賞 1

第28回 東海テレビ杯東海ステークス(G2)

5月22日(日)京都競馬場 ダート1900m

 今年で28回目を迎えるダートの中距離重賞、東海S。01、02年を連覇したハギノハイグレイド、05年のサカラート、07年のメイショウトウコンなど、個性的なダート馬が勝利してきた。このレースをステップに6月後半に大井で行われる上半期のダートのグランプリ、帝王賞(Jpn1)に挑戦する馬が多く、02年5着のカネツフルーヴ、05年3着のタイムパラドックスが、次走で帝王賞を制している。東海Sは、これまで中京競馬場のダート2300mで開催されてきたが、10年4月から中京競馬場が改修工事をしているため、昨年に引き続き、今年も京都競馬場のダート1900mで行われる。過去10年のデータと、京都ダート1900mのデータから傾向を探っていく。
2010年5月 東海ステークス(G2)シルクメビウス

写真:競馬ブック

Check3アンタレスS組が中心

 約1カ月ほど前に行われるアンタレスSをステップにこのレースに臨む馬が多く、【5.5.5.34】と好走確率も高い。アンタレスSでは後方から競馬をして脚を余した馬が巻き返す傾向にあり、アンタレスSを4コーナー5番手以降で通過した馬が【4.4.2.24】と好成績を残している。それ以外のステップではオグリキャップ記念や名古屋大賞典、群馬記念などの地方交流重賞組が信頼できる。

【前走レース別の成績(過去10年、主なレース)】
前走レース名 成績 勝率 連対率 複勝率
アンタレスS 5-5-5-34 10.2% 20.4% 30.6%
オグリキャップ記念 2-0-1-8 18.2% 18.2% 27.3%
マーチS 1-0-0-4 20.0% 20.0% 20.0%
都大路S 1-0-0-1 50.0% 50.0% 50.0%
仁川S 1-0-0-1 50.0% 50.0% 50.0%
上賀茂S(1600万下) 0-1-0-5 0.0% 16.7% 16.7%
名古屋大賞典 0-1-0-2 0.0% 33.3% 33.3%
梅田S(1600万下) 0-1-0-0 0.0% 100.0% 100.0%
日経賞 0-1-0-0 0.0% 100.0% 100.0%
群馬記念 0-1-0-0 0.0% 100.0% 100.0%
ダイオライト記念 0-0-1-4 0.0% 0.0% 20.0%
かしわ記念 0-0-1-2 0.0% 0.0% 33.3%
両国S(1600万下) 0-0-1-0 0.0% 0.0% 100.0%
川崎記念 0-0-1-0 0.0% 0.0% 100.0%

Check2重賞で実績のある馬が勝つ

 過去10年の1番人気は【1.2.1.6】で、02年にハギノハイグレイドが勝利して以降、8連敗中と不振傾向にある。勝ち馬に共通するのは、重賞実績。7頭がすでに重賞を勝っており、2頭が重賞2着の実績があった。05年のサカラートのみ重賞での連対実績がなかったが、掲示板に5回載っていた。

【勝ち馬の人気と重賞実績(過去10年)】
勝ち馬 人気 主な重賞実績
01 ハギノハイグレイド 5 平安S2着
02 ハギノハイグレイド 1 アンタレスS1着
03 ゴールドプルーフ  9 全日本サラブレッドC1着
04 アンドゥオール   2 マーチS1着
05 サカラート     6 マーチS4着
06 ハードクリスタル  5 浦和記念2着
07 メイショウトウコン 2 平安S1着
08 ヤマトマリオン   13 フローラS1着
09 ワンダースピード  2 平安S1着
10 シルクメビウス   3 ユニコーンS1着

Check3四位とアンカツから目が離せない

 京都ダート1900mで最も結果を残しているのはどの騎手だろうか? 答えは【11.2.1.7】の四位騎手。他を寄せつけないダントツの11勝をマークし、3回に2回は馬券に絡んでいる。またアンカツこと安藤勝騎手は【5.4.2.2】で、複勝率はなんと84.6%! 13回騎乗して4着以下がわずかに2回という抜群の安定度を誇る。もしもこの2人が東海Sに騎乗するなら要チェック!

【騎手別の成績(京都ダート1900m、2008年2月3日以降、2勝以上)】
騎手 成績 勝率 連対率 複勝率
四位洋文 11-2-1-7 52.4% 61.9% 66.7%
安藤勝己 5-4-2-2 38.5% 69.2% 84.6%
川田将雅 4-5-2-17 14.3% 32.1% 39.3%
和田竜二 3-2-3-26 8.8% 14.7% 23.5%
岩田康誠 2-3-2-17 8.3% 20.8% 29.2%
福永祐一 2-1-3-9 13.3% 20.0% 40.0%
幸英明  2-1-2-25 6.7% 10.0% 16.7%
藤岡佑介 2-1-1-18 9.1% 13.6% 18.2%
秋山真一 2-1-1-12 12.5% 18.8% 25.0%
佐藤哲三 2-0-3-10 13.3% 13.3% 33.3%
ルメール 2-0-1-4 28.6% 28.6% 42.9%

Check45番手以内で直線を迎えたい

 直線が320mと短く、しかも坂がない京都のダートコース。ある程度、前で競馬ができないと好走するのは難しいようだ。京都競馬場のダート1900mのレースで、先頭で直線を迎えた馬は【10.10.6.19】で複勝率57.8%と好成績を残している。6番手以降になると複勝率が一気に下がる傾向にあるので、5番手ぐらいまでを確保できる馬を狙いたい。

【4コーナー通過順の成績(京都ダート1900m、2008年2月3日以降)】
4角位置 成績 勝率 連対率 複勝率
1番手 10-10-6-19 22.2% 44.4% 57.8%
2番手 14-13-3-32 22.6% 43.5% 48.4%
3番手 8-4-6-42 13.3% 20.0% 30.0%
4番手 6-3-4-39 11.5% 17.3% 25.0%
5番手 0-5-12-26 0.0% 11.6% 39.5%
6番手 0-3-0-37 0.0% 7.5% 7.5%
7番手以下 7-7-14-292 2.2% 4.4% 8.8%

Check5枠順を気にする必要はない

 京都競馬場のダート1900mのレースでは、枠順による有利不利を考える必要はない。6枠、3枠、8枠の順に複勝率が高く、どれか1つの枠が極端に数字が悪いということはない。このコースはスタートしてから1コーナーまで直線コースが長いため、外枠の馬が1コーナーで外を回されて不利になるというケースはあまりない。

【枠番別の成績(京都ダート1900m、2008年2月3日以降)】
枠番 成績 勝率 連対率 複勝率
1枠 5-3-3-49 8.3% 13.3% 18.3%
2枠 4-2-7-52 6.2% 9.2% 20.0%
3枠 4-8-8-52 5.6% 16.7% 27.8%
4枠 4-5-3-64 5.3% 11.8% 15.8%
5枠 4-7-6-66 4.8% 13.3% 20.5%
6枠 10-9-7-61 11.5% 21.8% 29.9%
7枠 4-7-5-73 4.5% 12.4% 18.0%
8枠 10-4-6-70 11.1% 15.6% 22.2%

第78回 日本ダービー(G1)

5月29日(日)東京競馬場 芝2400m

 競馬の祭典、そしてすべてのホースマンの目標となる日本ダービー。3歳馬の頂点を目指す18頭が、今年も東京芝2400mを舞台に熱い闘いを繰り広げる。1970年以降、一冠目の皐月賞が東京競馬場で行われたのは計3回。優勝したキタノカチドキ、トウショウボーイ、そしてヤエノムテキは、いずれも日本ダービーでは苦杯をなめている。今年、皐月賞を圧勝したオルフェーヴルは1964年・シンザン以来となる「東京での二冠」を達成するのか、それともライバルが待ったをかけるのか。そんなダービーのデータを見てみよう。
2010年5月日本ダービー(G1)エイシンフラッシュ

写真:競馬ブック

Check3今年は1番人気馬が勝つ!?

 過去10年、1番人気は【7.0.1.2】と安定した成績。そして勝ち馬10頭中9頭が3番人気以内。2~3着には人気薄が食い込む例も見られるが、優勝馬の多くは上位人気に応える形で頂点を極めている。その1番人気の成績を5年ごとに区切ってみると、おもしろいデータが出てくる。91~95年と、01~05年は1番人気がすべて優勝。一方で、86~90年、96~00年、そして06~10年は勝ち切れなかったり、凡走が多かったりと、はっきりした違いがある。今年はその5年区切りはじめの年となる2011年。「次の5年」に入ったとすれば2015年まで1番人気が5連勝することになるが……。

【人気別成績(過去10年)】
人気 成績 勝率 連対率 複勝率
1 7-0-1-2 70.0% 70.0% 80.0%
2 1-1-0-8 10.0% 20.0% 20.0%
3 1-3-1-5 10.0% 40.0% 50.0%
4 0-1-1-8 0.0% 10.0% 20.0%
5 0-3-0-7 0.0% 30.0% 30.0%
6 0-0-2-8 0.0% 0.0% 20.0%
7 1-0-3-6 10.0% 10.0% 40.0%
8 0-0-1-9 0.0% 0.0% 10.0%
9 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0%
10 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0%
11 0-0-1-9 0.0% 0.0% 10.0%
12 0-1-0-9 0.0% 10.0% 10.0%
13 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0%
14 0-1-0-9 0.0% 10.0% 10.0%
15~ 0-0-0-39 0.0% 0.0% 0.0%
【1番人気馬の5年ごとの成績】
成績 備考
86~90 0-1-0-4 90年メジロライアン2着
91~95 5-0-0-0 トウカイテイオー~タヤスツヨシ5連勝
96~00 1-3-1-0 98年スペシャルウィーク1着
01~05 5-0-0-0 ジャングルポケット~ディープインパクト5連勝
06~10 2-0-1-2 06年メイショウサムソン1着、08年ディープスカイ1着

Check2外枠不振、近年は内枠優勢

 フルゲートが18頭に制限されて以来、外枠を引いても大きな不利にはならないと言われた時期もあったこのレース。しかし過去10年、3頭以上の連対馬を出しているのは6枠までで、7、8枠は連対率ひと桁止まり。1番人気で馬券圏内を外した2頭、07年フサイチホウオーは7枠15番、そして09年アンライバルドは8枠18番枠だった。特に近年は内枠優勢の傾向が強く、ここ5年にかぎると勝ち馬は1、2枠からしか出ていない。

【枠番別成績(過去10年と5年の比較)】
  過去10年 過去5年
成績 勝率 連対率 複勝率 成績 勝率 連対率 複勝率
1枠 4-0-0-16 20.0% 20.0% 20.0% 4-0-0-6 40.0% 40.0% 40.0%
2枠 2-1-1-16 10.0% 15.0% 20.0% 1-0-1-8 10.0% 10.0% 20.0%
3枠 1-2-1-16 5.0% 15.0% 20.0% 0-1-0-9 0.0% 10.0% 10.0%
4枠 0-3-2-15 0.0% 15.0% 25.0% 0-2-1-7 0.0% 20.0% 30.0%
5枠 0-1-1-18 0.0% 5.0% 10.0% 0-0-1-9 0.0% 0.0% 10.0%
6枠 1-2-0-17 5.0% 15.0% 15.0% 0-1-0-9 0.0% 10.0% 10.0%
7枠 1-0-3-26 3.3% 3.3% 13.3% 0-0-2-13 0.0% 0.0% 13.3%
8枠 1-1-2-25 3.4% 6.9% 13.8% 0-1-0-13 0.0% 7.1% 7.1%

Check3優勝には重賞を含む連勝必須

 連対馬20頭中18頭は、連勝した実績を持っていた。前走まで連勝を続けている必要はないが、それ以前に最低1度は2連勝以上していることが、連対馬の多くに共通する条件だ。特に勝ち馬に関しては、その連勝に重賞が含まれていることが絶対条件(過去10年の優勝馬10頭すべて)。重賞勝ち馬がころころ変わる混戦だった今年は該当馬も少ないが、馬単や3連単、そしてWIN5では特に注目したいデータだ。

【連対馬の連勝実績(過去10年)】
1着馬 2着馬
01 ジャングルポケット 新馬→札幌3歳S ダンツフレーム 新馬2戦目から3連勝
02 タニノギムレット 未勝利戦から4連勝 シンボリクリスエス 山吹賞→青葉賞
03 ネオユニヴァース 白梅賞から4連勝 ゼンノロブロイ 山吹賞→青葉賞
04 キングカメハメハ すみれSから3連勝 ハーツクライ なし
05 ディープインパクト デビュー4連勝 インティライミ 500万→京都新聞杯
06 メイショウサムソン スプリングS→皐月賞 アドマイヤメイン 500万から3連勝
07 ウオッカ 阪神JFから3連勝 アサクサキングス 新馬→百日草特別
08 ディープスカイ 毎日杯→NHKマイルC スマイルジャック なし
09 ロジユニヴァース 新馬から4連勝 リーチザクラウン 未勝利→千両賞
10 エイシンフラッシュ エリカ賞→京成杯 ローズキングダム 新馬から3連勝

Check4乗り替わりは2着まで

 頂点を極める一戦、リーディング上位騎手にお手馬が重なることも少なくない。そんな乗り替わりで好走した馬は過去10年で10頭を数えるが、いずれも2着まで。過去10年の優勝馬は、すべて前走と同じ騎手が騎乗していた。乗り替わった馬で注目すべきは前走の人気で、好走馬10頭中9頭が4番人気以内だった(8頭は3番人気以内)。ただ、このダービーでは人気を落とすことが多く、2~3着の穴候補としては「乗り替わりの前走上位人気馬」を狙ってみてもおもしろい。

【乗り替わりの好走馬(過去10年)】
馬名 ダービー 前走
騎手 人気 着順 レース 騎手 人気 着順
01 ダンツフレーム 河内 3 2 皐月賞 藤田 3 2
02 シンボリクリスエス 岡部 3 2 青葉賞 武豊 1 1
マチカネアカツキ デザーモ 6 3 プリンシパルS 岡部 4 2
04 ハーツクライ 横山典 5 2 京都新聞杯 安藤勝 2 1
06 アドマイヤメイン 柴田善 4 2 青葉賞 武豊 1 1
ドリームパスポート 四位 7 3 皐月賞 高田 10 2
07 アサクサキングス 福永 14 2 NHKマイルC 武幸 3 11
アドマイヤオーラ 岩田 4 3 皐月賞 武豊 1 4
08 ブラックシェル 武豊 6 3 NHKマイルC 後藤 3 2
10 ローズキングダム 後藤 5 2 皐月賞 小牧 2 4