今週は、今年を締めくくるグランプリ・有馬記念が中山競馬場の芝2500mを舞台に繰り広げられる。そこで、血統配合&データ解説書の決定版「パーフェクト種牡馬辞典2013-2014」を執筆した望田潤が有力馬の血統分析、「みんなが忘れたG1勝ち馬、穴馬 見えない法則」の水野宙がとっておきの穴馬予想を披露する。
水野宙 エリザベス女王杯に続き 11月17日 マイルCS 3連単 5−4−13 12,450円的中! |
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望田潤(もちだ・じゅん) 1966年京都府生まれ。育成牧場従業員を経て競馬通信社に在籍、そこで笠雄二郎著『日本サラブレッド配合史』の影響を強く受ける。現在はフリーで、競馬情報サイト『血統屋』『netkeiba.com』月刊誌「サラブレ』『エクリプス』などでレース予想やコラムを執筆中。大手馬主の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」も毎日更新中。
「血は水よりも濃し 望田潤の競馬blog」 |
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水野 宙(みずの そら) 競馬研究家。最小の投資で最大の利益をモットーに「サラリーマンこそ予想の精度を上げて 3 連単で勝負すべき」を持論にしている。大量のデータを駆使して勝ち馬、穴馬のパターンを導き出し3連単的中につなげる予想を得意にしている。牝系血統、オッズ解析、タイム指数、コース分析などハイブリッドな要素を組み合わせ、そのレースに最も合った切り口を見つける。自身のホームページでは 100 万馬券を獲るための様々な試みを紹介している。 |
有馬記念
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枠 | 馬 | 望田 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 |
1 | 1 | ダノンバラード | 牡5 | 57.0 | 川田将雅 | |
1 | 2 | ヴェルデグリーン | 牡5 | 57.0 | 田辺裕信 | |
2 | 3 | カレンミロティック | セ5 | 57.0 | 戸崎圭太 | |
2 | 4 | ウインバリアシオン | 牡5 | 57.0 | 岩田康誠 | |
3 | 5 | デスペラード | 牡5 | 57.0 | 横山典弘 | |
3 | 6 | オルフェーヴル | 牡5 | 57.0 | 池添謙一 | |
4 | 7 | タマモベストプレイ | 牡3 | 55.0 | 和田竜二 | |
4 | 8 | ラブリーデイ | 牡3 | 55.0 | 蛯名正義 | |
5 | 9 | ルルーシュ | 牡5 | 57.0 | 福永祐一 | |
5 | 10 | アドマイヤラクティ | 牡5 | 57.0 | ウィリア | |
6 | 11 | ラブイズブーシェ | 牡4 | 57.0 | 武豊 | |
6 | 12 | テイエムイナズマ | 牡3 | 55.0 | M.デム | |
7 | 13 | トゥザグローリー | 牡6 | 57.0 | ルメール | |
7 | 14 | ゴールドシップ | 牡4 | 57.0 | ムーア | |
8 | 15 | ナカヤマナイト | 牡5 | 57.0 | 柴田善臣 | |
8 | 16 | トーセンジョーダン | 牡7 | 57.0 | 内田博幸 |
2年連続凱旋門賞2着のオルフェーヴルがラストランを迎える。有終の美を飾ることができるだろうか。
G1を4勝しているゴールドシップは、秋2戦がともに凡走。一変すれば、昨年に続く連覇の可能性もありそうだ。
前走のジャパンカップで勝ち馬とタイム差なしの3着と好走したトーセンジョーダン。さらに調子が上向いており、今回も楽しみだ。
そのほか金鯱賞を完勝したカレンミロティック、確実に上位争いするアドマイヤラクティ、叩き2走目の実力馬ウインバリアシオン、オールカマーの勝ち馬ヴェルデグリーン、中山コースの実績がある宝塚記念2着馬ダノンバラード、ステイヤーズSを圧勝したデスペラード、ここにきて力をつけてきた3歳馬ラブリーデイらが出走を予定している。(KOL編集部)
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ステイゴールドはスタミナと斬れ味はG1級だが、小柄でやや非力だったのが唯一最大の弱点だった。だから重賞勝ちは香港、ドバイ、京都、東京と、全て直線に急坂のないコースの長丁場。しかしオルフェーヴルはノーザンテースト4×3のクロスにメジロマックイーンを通じてアリシドンの血を絡めることで、ノーザンテーストの頑強な体質も受け継ぐことに成功している。全兄ドリームジャーニーはノーザンテーストらしさがオンになりすぎて内回り専用機というべきピッチ走法となったが、この馬はステゴやマックの柔らかさとノーザンテーストの頑強さの発現の仕方が絶妙で、世界のどこでも“柔らかく強い”名馬の走りを見せてくれるのだ。
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母母マイネキャロルはブライアンズタイム産駒でGraustark=His Majesty3×3の全兄弟クロスを持ち、そこにトニービンだから母マイネノエルはスタミナを強く伝える繁殖牝馬といえる。兄マイネルナタリスはアドマイヤマックス産駒なのに1800mを得意とし、弟ロジサンデーもダイワメジャー産駒なのに2000mを得意としており、本馬もネオユニヴァース産駒としては上限に近いスタミナを誇る。Robertoの影響が強い掻き込みの強いピッチ走法は急坂小回り向きで、今の時計のかかる馬場もピッタリだけに、前走勝ちの勢いを引き続き警戒したい。
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カンパニーとは父父(トニービン)と母父(ノーザンテースト)と母母(クラフティワイフ)が同じで、全体としては血脈構成の7/8ぐらいが共通する。父ジャングルポケット(Hyperion4・6・6×6・6・7・7・7・8)と母父ノーザンテースト(Hyperionの娘Lady Angela3×2)から濃厚なHyperionの血を受ける一方で、母母にはHyperionが一本も入らないという配合形も秀逸。こちらは父がジャンポケなので中距離型に出たが、Hyperion基調の成長力に富む配合で、まだまだ衰えはないところをJCではみせてくれた。ベストは東京の中距離だろうが、中山でも持続力勝負になれば二枚腰発揮のシーンが目に浮かぶ。
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競馬予想に役立つ! 血統配合&データ解説書決定版、自由国民社刊行の『パーフェクト種牡馬辞典2013−2014』の編集を競馬道OnLine編集部が担当しました。 本書のおすすめコンテンツ「各種牡馬血統ココをcheck」、「馬券ココをCheck」、「おすすめ配合2歳馬」、「種牡馬対談」は血統評論家の栗山求、望田潤が執筆しております。 ぜひ、一度手に取ってご覧ください。
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有馬記念 |
1. 2012年2着に入ったオーシャンブルーは2012年から12月に移った中京競馬場の金鯱賞(G2)の勝ち馬だった。
これは3回中京の初日のレースで、新装された中京コースは中山に次ぐ急坂を持つタフなコースに生まれ変わったため、中京を好走した馬の成績が中山にも連動する。この金鯱賞の3着までに入った馬は後に2頭とも他のコースで重賞勝ちしている。有馬記念のステップレースとして今年も金鯱賞好走馬は押さえなければならない。 |
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